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4月に入った途端、選挙モードで、3月議会は遠い昔のような
感じがしますが、予算委員会の報告がまだ一部だけだったので
以下に続きを報告します。
3月19日に行なった予算委員会「文教領域」では、区立小中学校
でのエイズ教育について質問しました。
国連合同エイズ計画の発表では、2013年末現在、世界のHIV陽性
者数は3500万人、新規HIV感染者数は年間210万人で2001年より
38%減っています。
エイズによる死亡者数は年間150万人、これは2005年より35%減
です。
これだけ世界でエイズは減っているのに、先進国で唯一、増えて
いるのが日本。
厚生労働省のエイズ動向委員会によると、2013年に新たに報告
されたエイズウイルス(HIV)感染者とエイズ発症患者数合計は
1590件で、過去最多を更新。
そのうち、感染者は過去2番目に多い1106件で、発症で初めて
感染がわかったエイズ患者はこれまでで最多の484件です。
何より恐ろしいのは、発症するまで感染したことに気づいてい
ないことです。
気づいていないから、気をつけもしないので、知らないうちに
感染を広めている可能性がある、という深刻な状況です。
「東京都幼・小・中・高・心性教育研究会」の調査によると、
「エイズについて聞いたことがない」という小4〜小6の児童
が52%もいます。
小4と小5に限ると、80%以上が「エイズを知らない。聞いた
ことがない」。
また、中学生の方は、「エイズは遺伝する」と誤解している
生徒が全体の3分の1。3人に一人が正しい知識を持っていない。
中1男子に限ると、51%(半数以上)が誤解している、という
結果です。
世田谷区では、保健所から専門家を小中学校に派遣して指導して
もらう「派遣講座」の制度があるのですから、もっと活用して、
小中学生のうちに正しい知識を身につけ、エイズに罹らないよう
にする必要がある、ということを質問(提案)しました。
ちなみに、世田谷区では、無料で、匿名で受けられるHIV検診を
毎週木曜日の午前9時~10時00分(祝日・年末年始を除く)に
行なっています。(詳細はこちらをクリック)
世田谷区民以外の方でもどなたでも、匿名で無料で受けられます。
ちょっと心配な人は気軽に検診を受けようという!という啓発が
もっと必要だと感じました。
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