以下は、12月8日東京新聞web版に載った記事です。
世田谷区内の2つの市民団体がネットで資金提供を呼びかけています。
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世田谷区内で地域活動に取り組む二つの市民団体が、インターネット上
で出資を呼び掛ける「クラウドファンディング」で資金を募っている。
運営会社によると、地域活動で金融機関の融資を受けるのは難しいが、
個人の共感を得やすく、クラウドファンディングに向いており、利用が
増えているという。 （小形佳奈）
東急線二子玉川駅近くの多摩川旧堤防沿いにある桜並木の剪定（せんてい）
費用八十万円を募るのは、二子玉川地区で活動するＮＰＯ法人「玉川に
エコタウンをつくる会（エコタマ）」。
代表のスチュワートトシコさんによると、約三十本あるソメイヨシノの
樹齢は約六十年。
一般的には寿命だが、昨年秋、樹木医に診断してもらうと「剪定すれば
元気になる」と言われた。
「再開発で高層ビルとマンションが立ち並ぶ街に残る貴重な自然」といい、
協力を求めた。
問い合わせはエコタマ＝メールpeople@ecotama.org＝へ。
（募金のサイト＝https://readyfor.jp/projects/tamagawaeco5year）
築七十年の空き家を世代間交流のために開放する「岡さんのいえＴＯＭＯ」
（上北沢三）は、耐震補強と台所のリフォームに必要な二百五十万円を募る。
地元の中高年や大学生がボランティアで運営に関わり、手作り教室や映画会、
乳幼児親子向けのサロンなどを開いている。
オーナー小池良実（かずみ）さん（５４）は、親戚女性の「家を地域の方や
子どもたちのために役立てて」という遺志を継いだ。
「温かい支援を」と呼び掛ける。
問い合わせは岡さんのいえ＝電０９０（８３３２）７５１４。
日本で初めて二〇一一年三月にクラウドファンディング事業を始めた
「ＲＥＡＤＹＦＯＲ（レディーフォー）」（文京区）によると、
「地域カテゴリープロジェクト」の件数は2012年の41件から、
2015年は363件（11月20日現在）に急増している。
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