少し前になりますが、8月10日朝日新聞の記事です。
他の新聞でも一斉に取り上げられていましたが、
若年層の自殺が増えている傾向に歯止めをかけることや、いじめで
自殺に追い込まれることがないように教育現場への対策をとること
などを盛り込んだ『自殺総合対策大綱』の見直し案が、内閣府から
出されました。
自殺者は、去年まで14年連続で3万人を超えています。
若年層への対策では、生活上の困難やいじめなどに直面したとき
の対処方法を身に着けさせるなど、児童や生徒の自殺を未然に防ぐ
ための教育を充実する、としています。
自殺対策は、私が、議会で、何年も前から訴えてきていることですが、
なかなか劇的な効果が現れず、国全体でも苦戦している状況にあり
ます。
ただ、予防策を講じれば、しないよりは必ず効果が出る。
それだけは確かです。
救われる命が、たとえ一人でも、二人でも、大きいことだと思います。
戦争や紛争が起こっている国や地域だって、毎年毎年、連続14年間
も、3万人以上が戦死しているところはないでしょう。
日本の社会は、一体、何と戦っているのだろう…?
地道な取り組みかもしれませんが、自殺対策は今後も力を入れるべき
課題だと思います。