10月7日の決算委員会(都市整備領域)の報告です。
まず「東京2020オリンピック・パラリンピック」の競技会場となる
馬事公苑の整備について質問しました。
Q:これまでの状況はどうなっているか?
A:これまでに2回、 街づくり条例に基づくJRAによる「建築構想説明会」
を開催し、その後、 地域住民からの要望により、区が主催する「意見
交換会」を2回と、それを補完する形で任意の意見交換会を1回、開催
した。
今後も JRA に対しては、引き続き誠意を持って近隣住民と話し合いを
続けるよう求めていく。
Q:残された課題は?
A:メインオフィスの高さと緑の保全。
高さについて、JRAより「構想段階ではこれ以上の検討は難しいものの、
詳細な設計を進める中で、引き続き、少しでも高さを下げられないか、
検討する」との表明があった。
緑の保全については、区としても十分な聞き取り等を実施し、具体的な
検討を加えることにより、既存樹木がより残せるよう調整していく。
Q:改修整備後、馬事公苑の緑被率はどのくらい減少しそうなのか?
A: 現在の馬事公苑は、「区民まつり」や「愛馬の日」などが開催されて
いるエリアで緑化率が約45%で、南側の道路を隔てた非公開エリアでは
約12%。 今後「みどりの基本条例」に基づく協議をはじめることになる
が、全体として現在 とほぼ同じ緑化率になるよう求めていく。
というわけで、多くの区民の皆さんが心配している馬事公苑の緑ですが、
「オリパラのために、樹木のほとんどが伐採され森がなくなってしまう
のではないか?」ということにはならないよう、世田谷区としても強く
要請していく、という力強い答弁がありました。
一時的には、オリパラの「国際規格」を遵守しなければならないために
伐採されてしまう樹木も相当数あるようですが、移植したり新たに植栽
したりして緑を補い、最終的には今とそれほど変わらないくらいの緑被
率にする(できる)ようです。
それって本当? そんなこと可能なんでしょうか? と、ちょっと信じが
たいような気持ちですが、議会という公の場で、区が答弁したのです
から、期待したいと思います。
まだ、駐車場がどうなるのか?という問題もありますし、馬事公苑の
改修工事については今後もしっかり注視していきたいと考えております。
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