3月9日の予算委員会の質問原稿を以下に貼り付けます。
私は、先日、船橋3丁目能勢公園での井戸掘りの様子を視察してまいりました。
「船橋小径の会」の方たちが、公園内のビオトープに使用するための水源確保
のため、区と協定を取り交わして整備した、ということです。
この井戸は災害対策用の井戸ではないのですが、子どもたちも一緒に参加して、
楽しそうでした。
「ああ、井戸ってこうやって作るんだ〜」と、私も勉強になりました。
(予算委員会での質問の引用ここまで)
以下は、視察に行った時の写真です。
予算委員会でも、パネルを使って説明しました。
最初は、このように細い棒を差し込んで、穴を開けていきます。
次に、こうやって、T字の形をした棒に、子どもたちがぶら下がって、
それをぐるぐる回しながら、重みで穴を広げていきます。
道具を使って、穴を大きく掘ります。
大きくした穴にホースを入れ、その上に井戸を設置します。
最初は泥水ですが、1〜2週間汲み上げて、泥が沈殿するのを待って、
そこに小石を入れて泥が上がって来ないようにすると、きれいな水
になるそうです。
ちなみに、この井戸は、ポンプ代が約6万円、その他の備品で2~3万円、
指導してくれた人に5万5000円、道具のリース5万5000円、
合計約20万円で完成したそうです。
1分間に約2リットルの水が滲み出てくるということですから、1時間で
120リットル、ビオトープの水源確保には十分だと思います。
この井戸は、区は全く予算を出していなくて、「船橋小径の会」の方々
が集めたお金で掘ったそうです。
そういえば、50〜60年前は、庭に井戸がある家、結構ありましたよね。
私の実家にもありました。
震災時の生活用水の確保に、井戸があるといいと思います。
区内の「震災対策用井戸」は、5年前には1454基ありましたが、この
5年間で50基減っている、ということです。
新たな補助制度をつくって「震災対策用井戸」を増やしていけばいい
のに、と思います。
また、「震災対策用井戸」とまでいかなくても、「うちの庭にも井戸
があったらいいな」という方、約20万円の投資となりますが、1日で
掘り終えるし、その後、(自己責任とはなりますが)ずーっと使える
ので、いいと思うのですが。
(あ、たまに、枯れてしまうこともあるそうですが)
東京都の地盤沈下の調査がクリアになれば、各家庭でも井戸を掘って
いただけたら、災害時の「自助」になるので、もっと民間で広がると
いいな、と思います。
そうすれば「共助」のツールの一つになりますよね。
「船橋小径の会」の「井戸掘り隊」の皆さま、先月は大変お疲れ様
でした&視察させていただきまして有難うございました。
この井戸の質問はこちらのページの「最初から57分進めたところ」
から始まります。
他会派の先輩議員から「いい質問だったね、井戸!」と声をかけて
いただきました。お時間ありましたら、ぜひ、ご覧ください。
(井戸の質問は、約6分間です)
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