先月末に訪れた鹿児島県の西30キロにある「甑島(こしきじま)」
甑島には中学校までしかないので、中学校を卒業すると、みんな、
高校進学や就職のために、親元を離れ、島を出て行くそうです。
それを「島立ち」と言います。
2015年4月の島立ちの光景がYouTubeにアップされています。
島の人の提案で、船が出航する時に「蛍の光」を流すようにした
そうです。
この写真は、私が甑島を去る時に、島の方々が見送って下さった
ものですが、お互いがテープを持って別れる儀式はじぃ…ん、と
きますね、、、。
15歳で島を離れる子どもたち。
そのことを歌った「島立ちのうた」という歌が甑島にはあります。
♪さよなら、さよなら、頑張れ、強くなれ♬… と、
15歳の我が子を見送る親の言葉が歌詞になっていて、メロディー
も、もの哀しく、なんとも切ない歌ですが、とてもいい歌だなぁ
…と感じました。
親御さんの気持ちを考えると、どんなに心配で、どんなに悲しい
か…、切なくなります。
美しい故郷の海との別れもつらいでしょうね。
昔は、高校に進学できる子どもはわずかで、集団就職する子ども
たちがほとんどだったそうです。
慣れない土地で、ひとりぼっちで、厳しい仕事をしなければなら
なかった、と、私と同世代の島の方からお話を伺い、同じ世代の
方々が、そんな環境にあったとは、正直、驚きました。
そして昔の話ではなく、今現在も、このような厳しい環境にある
甑島の子どもたち。 どれほど心細いことでしょう。
でも、だからこそ、必然的に自立の力がつくのでしょうね。
頑張れ!!甑島の子どもたち!!
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