7月6日、衝撃的なニュースが飛び込んできました。
オウム真理教事件(地下鉄サリン事件などで計29人の犠牲者
を出した)で死刑が確定していた元代表の麻原彰晃(本名・
松本智津夫)死刑囚(63)ら7人の死刑が執行されたという
ものです。
「ああ、これで、事件の真相解明が難しくなってしまった」
と思ったのと同時に、
「逮捕されて以来、麻原彰晃死刑囚は何も喋っていない。
おそらくこの先も何も喋らないだろう。残念ながら、生き
ていても事件の真相は何もわからないままのかもしれない」
…とも思いました。
それにしても、一度に7人の死刑を執行するとは、、、
他にも死刑囚は100人ぐらいいるということですが、その
順番はどうやって決めているのか?
国民には知らされない、闇の中のことばかりです。
また、今の流れは、死刑を廃止している国が増えていると
いうのに、日本はむしろ推奨されている?
それってどういうことなのだろう?
と、いろいろ考えさせられました。
実際、今回の死刑は、ヨーロッパの国々から非難されてい
ますし、日本の死刑制度自体にも多くの国々から疑問視さ
れています。
私も、関連する本をいろいろ読んだ結果、「死刑制度」は
廃止すべきだと考えるにいたりました。
なぜなら、「冤罪」の可能性が否定できないということと、
たとえ仕事だとしても、殺人をさせるということは大きな
人権侵害です。
いかなる道理があったとしても、殺人を仕事にしては(さ
せては)ならない、と思うからです。
ご遺族の感情をどうしたら良いのか?
それはまた別のケアが必要だと思います。
東北学院大の浅見定雄名誉教授によると
「オウム真理教後はカルトに分派がたくさんできた。
麻原死刑囚のような教祖がいて、心を人工的にいじるマイン
ドコントロールを施せば、信者はついてきて、もうかる」
と指摘しています。
「宗教だけでなく、自然農法を掲げるものもあったり、と、
姿を変え、小集団が増加している」というのです。
以下は、2018年7月7日東京新聞「こちら特報部」より
一部引用
オウム真理教事件は、私たちに、若者が抱えている日本社会
の問題点を突きつけた、と感じます。
だからこそ、事件を解明し、同じことが起こらないように
しなければならないと思います。
事件を次の教訓として生かさなければ、犠牲になった方々
が報われません。
世田谷区内には、上祐史浩氏が率いるオウム真理教の分派
「ひかりの輪」の拠点があります。
そのため、議会に「オウム問題対策」を考える特別委員会
を設けています。
世田谷区議会の認識は「ひかりの輪」も「オウムである」
というものです。
新聞記事にあるように、小集団が増え、若者の被害が絶え
ない状況、というのは問題ですね。
カルトに引っかからないように、カルトがなくても人生が
楽しいと思える若者を作らなくてはいけない。
そういう社会にしなければならない、と思います。
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