昨日から始まった決算特別委員会。
初日の「総括質疑」で、保坂区長に「暴力について」問いました。
少し前に起こった、体操界の暴力指導問題。
女子体操の宮川紗江選手に対して、速見佑斗コーチが、手で叩いたり、
髪を引っ張ったりする暴力を振るった事件で、「日本体操協会」は
「指導者による暴力は、被害者が暴力を許容したとしても、協会と
して許容することはない」と明言し、コーチに処分を下しました。
一方で、昨年、ドリバンコンサートで、生徒に対し暴力をふるった
日野皓正氏に対し、保坂区長は「暴行とか殴るというところに至っ
ていない、体罰に差しかかる手前である」という見解を示し、何ら
処分せず、結果、今年もドリームジャズバンドは何事もなかったか
のように開催されました。
いったい、保坂区長は、あの体操のコーチの暴力行為をどう判断
しているのか?問いました。
すると、保坂展人世田谷区長は「体操のコーチが選手にしたこと
は、体操協会の見解の通り、暴力です。」
と認め(←じゃあドリバンで日野皓正氏が生徒にやったことは?
と矛盾だらけなんですけれどね。昨年のことは修正していないし)、
「威嚇も含め、暴力である」と見解を述べました。
最初から1時間21分進めたところから、本日の私の質疑が始まります。
お時間ありましたら、ぜひご覧ください。
http://www.setagaya-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=3839
今回、私は、「暴力は絶対に認めない。愛のムチなどない。被害者
が許容したとしても、世田谷区は暴力は許容しない」ということを
はっきりさせたい、という想いがあったのと、子どもたちを暴力や
体罰から守ることの具体的な提案をしたかったので、保坂区長に対し、
「体操コーチがやったことが暴力なら、日野皓正氏が行なったことも
暴力と認めるべき。見解を修正せよ!!」と追及することはしません
でした。
限られた時間なので、その代わり、以下の提案をしました。
①中学校の生徒手帳に、「指導者による暴力は、被害者が暴力を許容
したとしても、世田谷区として許容することはない」という趣旨の
一文を入れて、すべての生徒に伝わるようにすべき。
② 小中学校の校内に「愛のムチはない。すべて暴力である。世田谷区
はあらゆる暴力(体罰)を根絶します!」というようなポスターを掲示
し、全校児童生徒が、日々、目にして、そうした価値観の大人に育って
いくようにすべき。
教育委員会からは「校長会と連携し、前向きに検討する」という答弁
が得られました。
「威嚇も含め、暴力であり、暴力は許されない」と、子どもたちに
しっかり教え、子ども自身が暴力を許容することのないように、また、
暴力を容認する大人にならないように、教え育てなければならない、
と考えます。
それが、ドリームジャズバンドでの暴力事件の教訓だと思います。
政治家(市区町村)ランキング、全国 第3位 です。