11月4日の朝日新聞「自殺予防 子どもの時から学ぶ」を読んで、
「ああ、やっとここまで来たか」と感慨深いです。
私は12年前から議会で「自殺予防教育」の必要性を訴えて来ま
したが、当時は反応が鈍く「命は大切だと教えている」という
答弁でしたからね。
いやいや、「命は大切だ」と教えることは、自殺予防教育では
ないんですよ。
そんなことはわかっている。わかっていても、追い詰められて
自殺に向かってしまうのだから。
「自殺予防教育」というのは、全く別もの!!なのです。
子ども自身としては「つらい気持ちを誰かに伝える」という
ことができるよう、学ぶことが大事ですね。
また、周囲は、子どもの自殺のサイン(兆候)に気づくこと
が求められます。
最近、ふさぎこんでいないか。
変わったところはないか。
死にたいという言葉を発してはいないか。
…等々、自殺の兆候を見つけることや、見つけた場合の対応を
どのようにすればいいか、など、むしろ技術的な要素が必要と
されるもの、だと思います。
その意味からも、自殺予防の教材が開発されているのは素晴ら
しいことですね。
子ども自身が「1人ではない」と思えるように、自殺予防教育を
進めてほしいと思います。
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