昨日は5月3日、憲法記念日でした。
TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」では、憲法学者の
木村草太氏(首都大学東京・教授)が出演。
↓ ↓ ↓
「憲法記念日。護憲派・改憲派がそれぞれ集会を開催」
憲法学者の木村草太さんに伺います。
本来、改憲派がすべきこととは何か?
なぜ国民の意識と安倍総理ら改憲派の感覚には乖離があるのか?
教育の無償化って、大丈夫か?
等々、論点がしっかりまとめられていて感動しました。
思わず、Radikoのタイムフリーで何度も繰り返し聴いて、
文字起こしまでしてしまいました。
長いので、2回に分けて、皆さまにお伝えしたいと思います。
★「自衛隊が違憲の疑いがある」と首相の立場にある人間が言
うのは非常に問題。
★安倍首相は「自衛隊を明記する」と言っているが、実質的な
内容は「(自衛隊の明記ではなく)集団的自衛権の明記」であり、
外国で武力の行使の範囲を拡大するということなので、「海外で
自衛隊が武力行使をより積極的にできるようにします」と説明
しないと内容が伝わらない。
★安倍首相の言う「自衛隊が書かれていない」は嘘で、自衛隊は
行政組織の一部であるから、行政組織として憲法に明記された
存在である。
それは、安倍内閣を含む歴代政府が説明してきた内容なので、
安倍さんは首相という立場に戻って、今一度、自衛隊に関する
憲法解釈をきちんと読み直してほしい。
安倍首相自身が関わった閣議決定にも書いてあるので。
★安倍首相は「自衛隊を合憲にする」とは言わず、「論争に
終止符を打つ」と言っている。
が、そうしたいのであれば、安倍首相なり自民党なり政府が、
自衛隊は違憲であると言っている憲法学者を呼んで、議論し
たり説得したりすればよい。
★そもそも、自衛隊を違憲だと言っている国民は(世論調査
をみても)多数派ではないわけで、専門家の中の違憲論者の
方々を説得したいというのが安倍さんの動機のはずなので、
まずは、一般国民を巻き込むのではなく、専門家を呼ぶ必要
がある。
★しかし、自民党も政府もこの2年間、違憲論者の憲法学者
を(自民党本部にも政府の会合にも)呼んで説得したという
ニュースは全くない。
★それらを見ていると、本気で言っているのだろうか?と思う。
(木村草太教授の話からの引用、ここまで)
いつもながら、木村草太さんの話は本当にわかりやすい!!
さて、皆さまはどう思われますか?
政治家(市区町村)ランキング、全国 第2位 です。
下にある「政治家」バナーをクリック!よろしくお願いします
↓ ↓ ↓