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Channel: 世田谷区議会議員・田中優子の活動日誌
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食品ロス問題(給食の残飯)について、なぜ隠すのか?世田谷区教育委員会の不適切な二重基準と隠蔽体質について

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全く呆れたことですが、教育委員会の不適切なダブルスタンダート

対応(議会軽視)が発覚しました。具体的には以下です。


6月の他会派の一般質問で、フードロス問題に関し、他会派の議員

から、以下の質問(やりとり)がありました。


質問:世田谷区立小中学校の給食の残飯と野菜くずはどれくらいか?


答弁:H30年度(1年間分)で「残飯」は526トン。「野菜くず」

は273トン。合計で799トン。



質問:オール世田谷の量ではなく、学校別で委員会に公表できないか?

答弁:学校別のデータは学校間の競い合いを招く恐れがあるので…。

(出来ない)

 

質問:学校ごとの食べ残しの量って個人情報なんですか?

答弁:個人情報ではございません。

(しかし、学校別の残飯等のデータ公表を拒否)


本会議、常任委員会では世田谷区の各学校別の残飯量は出さ

ない、しかし同じ 教育委員会は情報公開制度では簡単に出す、

とはどういうことでしょうか? 

 

教育委員会の回答は「各学校別のデータは出さない」でした。

 

しかし、私が「情報開示請求」したところ、

が出てきました。

各学校別のデータは以下の通り、「公開」している、のです。


データは平成30年度の世田谷区立学校の毎月の「残飯」と

「野菜くず」の量を表にまとめたもので、入手先は「世田谷

区教育委員会」。


世田谷区立小中学校全ての情報(月毎と年間)をまとめたもの

なので細かくて見えないと思いますが…、こんなデータが簡単

に出てきた、ということです。

 

 

情報公開請求すれば、誰でも取れるデータを、教育委員会は、

なぜ「議会では公表しません」と言い張るのでしょう?


しかし、何かを議論するうえでは、正しいデータが必要です。


選挙で選ばれて議員となり、議会質問ができる権利を獲得し、

委員会にも所属でき、そこでも質問や提案ができる、これが、

選挙を戦って勝ち取った権利、です。


それを無視して、情報がほしければ「情報開示請求」しろ、

という態度は議会軽視ではないか?と感じます。


「情報開示請求」をするのが嫌だということではないのです。

委員会においては、そのデータ等の情報を委員会に所属する

議員たちみんなで共有することで、議論が深まるということ

があります。


そこにこそ、委員会の意味や意義があると思います。

 

「公開されている情報」を、議会という公の場には出せない、

というのはおかしくないでしょうか?


議会で求められているのに、「各個人で情報開示請求をしろ」

では、何のための議会質問なのか?と非常に疑問を感じます。


議会軽視も甚だしいです。


実は、教育委員会において、また同じようなことがあり、私

は、そちらも「情報開示請求」をしました。

案の定、委員会では全く報告されなかった(できないと言い

張って逃げられた)情報が出てきました。


教育委員会の隠蔽体質には呆れます。

これからしっかり追及していきたいと思います。

 

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