昨年(2018年)の決算特別委員会で「ひきこもりの高齢化8050問題」
を議会で取り上げたことがきっかけで、ジャーナリストの加藤順子さん
より取材を受けました。
その時にお話ししたのは、「世田谷区が行なった調査は残念ながら中途
半端なもので、全く実態をあらわしているものではなかった。そのため、
毎年、区が行なっている『区民意識調査』の項目にひきこもりの質問を
入れるべき。そのように区に提案するつもりである」ということです。
以下は昨日(9月29日)の東京新聞。
9月25日の毎日新聞
少し前のことになりますが、今年5月28日に起きた川崎市の通り魔事件。
バス停でスクールバスを待っていたカリタス小学校の児童や保護者が
突然、刃物を持った男に襲撃され、児童と保護者の二人が死亡、18人
が怪我を負った。犯人はその場で自殺を図り死亡。
この加害者には定期収入がなく、親族が川崎市に相談していたという。
この事件を受けてか、6月1日には「このままでは息子が第三者に危害
を加えるかもしれない」と、76歳の父親が、長年ひきこもっていた44
歳の息子を刺し殺してしまった、という悲しい事件が起こりました。
私が議会質問で取り上げた7ヶ月後に、まさに憂いていたような事件
が起きてしまった…のでした。
6月4日の東京新聞 には以下の記事が出ていました。
6月4日毎日新聞にも、大きく取り上げられていました。
「ひきこもり高齢化8050問題」は、場合によってはこのように
深刻な社会問題であると考えます。
ひきこもっていても、経済的にも精神的にもなんら問題ない、
という人も中にはいるでしょう。
そういう人は、そのままでもいいと思います。
ただ、多くの場合、当事者もその家族も悩んだり困ったりし
ているはずですから、一刻も早く、専用相談窓口を作る必要
がある、ということを訴え続けなければ!と思っています。
今回の決算委員会は、私は「福祉保健領域」ではなく別の領域
(企画総務、区民生活、文教)を担当するので、「『ひきこもり
高齢化8050問題』は、会派の別の議員が質疑しますが、引き続き
しっかり取り組んで行きたいと思っています。
政治家(市区町村)ランキング、全国 第4位 です。