3月5日から始まった予算委員会が23日に終わりました。
私は、「区民生活」「福祉保健」「文教」と3つの領域で
質疑しました。
それを通して考えさせられているのが、「税金1000万円」
についてです。
1000万円って、お金持ちの人には大した金額ではないかも
しれませんが、庶民からしたら大変な金額です。
私の予算委員会での質疑で明らかになった「税金1000万円」
の使い方、わかりやすい例を以下に示します。
↓ ↓ ↓
①「ひきこもりへの支援」
(相談窓口、アウトリーチ、居場所づくり等々)
1002万6000円
対象:9200人(←国の調査の推計から)
ひきこもりの高齢化8050問題は社会問題となっています。
この新規予算のおかげで助かる人は多くいると思います。
②「日野皓正プレゼンツ・ドリームジャズバンド・ワーク
ショップ」
999万9000円
対象:わずか18人の中学生💢💢
どちらも、約「1000万円」です。
しかし、誰がみても、不適切・無駄遣い・やめるべき、と
感じるものがありますよね。
②のドリバンの特別扱いは、一体何なのですかね。
私の知る限り、ドリバン関係者以外の区民は、皆、怒って
います。
そもそも、日野皓正氏がコンサート本番の舞台上で生徒に
暴力を振るった時点で中止すべきイベントでした。
あの時「叩かれた生徒もその親も大丈夫と言っているから
いい」とした保坂展人区長はどうかしています。
また、今回の臨時休校では、家庭学習ができるeラーニング
が期待されているので、以下、質疑しました。
③質問「世田谷区のeラーニングにも(渋谷区でやっている
ように)保護者が子どもの学習状況を確認することができる
システムを導入すべき」
答弁「システムを追加するには500万円以上かかる。今後、
他自治体の動向をみながら研究する」
つまり、1000万円の約半分でシステム改良ができることが
わかりました。
③の対象は、区立中学校の生徒1万640人の保護者。
ドリバンには(たった18人の生徒に)1000万円も使うのに、
eラーニングのシステム改良はその半額なのに「研究する」
(役所用語で「やらない」という意味)ってどういうこと?
と思います。
まだまだおかしいことがいろいろあります。
追及する議員がいなければ、権力者(区長)は増長していく
のだな、と感じる日々。
それに付き合わされ、役所という組織も、そこで働く人も、
腐敗していきます。
やる気のあるまともな職員が腐らないように & 区民のため
になるように、今後も「税金」の使い方をしっかりチェック
してまいります。
予算委員会の中継
区民生活→http://www.setagaya-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=4874
福祉保健→http://www.setagaya-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=4897
文教→http://www.setagaya-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=4964
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田中優子Twitter → https://twitter.com/setagaya_tanaka