1998年から14年連続で3万人を超えていた自殺者の数が、昨年は
15年ぶりに3万人を下回りました。
国では2006年に「自殺対策基本法」が制定され、その後、「自殺総合
対策大綱」に沿って、国を挙げて様々な対策がとられるようになってき
ました。
そして、昨年8月には、「新自殺総合対策大綱」が策定され、その中で、
以下のことが明文化されています。
◆誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現を目指して
◆自殺の多くは追い込まれた末の死
◆自殺対策とは包括的な生きる支援
私が議会で自殺問題を取り上げた数年前は、「自殺」という言葉を
口にすること自体、はばかられるといった風潮がありました。
「自殺に対する偏見」です。
「自分で選らんだんだから仕方ないんじゃない?」的な考え方も。
でも、多くの自殺はそうではないんですよね。
本当は死にたくなかった。でも、追い込まれて生きていけなくなって
しまった…。
多くの自殺が、このような、追い込まれた末の死、なのです。
自殺をタブー視して、見て見ぬふりをしていたら対策がとれません。
また、偏見がある限り、遺族の方たちの苦しみは何十倍にも膨れ
あがってしまいます。
こうして、法律や大綱ができると、人々の意識も少しずつ変わって
くるので、とても重要なことだと思います。
昨今、いじめや部活での体罰を苦にして…という、とても悲しい自殺
の事件が続いています。
一人でも多くの命が救われるように、地域や地方自治体でできる
ことに取り組んでいきたいと思います。
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