以下は、4月12日の「TBSサンデーモーニング」で紹介されて
いたものですが、
3月30日付で千葉地検の検事正に就任した、神村昌通氏が就任
会見を行なった。
https://www.sankei.com/affairs/news/200407/afr2004070018-n1.html
神村氏は、2月に行なわれた全国の検察トップが集まる会合で
東京高検検事長の定年延長問題を巡って「このままでは検察へ
の信頼が疑われる」などと、法務省検察庁に対し、異論を唱え
たとされていた。
「検察は、厳正・公正・不偏・不党に根幹がある」と強調して
いた。
あえて、でしょうか。
神村氏が「このままでは検察への信頼が疑われる」と、東京
高検検事長の定年延長問題に疑問を唱えたという、その当事
者である東京高検の黒川検事長が大きく映し出されました。
黒川検事長は、そのように言われて恥ずかしくないのでしょ
うか・・・
その話題を受け、田中秀征さんは、
「同じ信州人だからというわけではないが、すごく誇らしい。
検察官の大半はこういう人(神村氏のような)だと思う。
声をあげることによって検察の意思を守ってくれるという
ことに拍手を送りたい」と述べていらっしゃいました。
しかし、政府は1月に「黒川弘務東京高検検事長の定年を
半年間延長する」と、法律の解釈変更で閣議決定したまま、
16日の衆院本会議で審議入りしています。
都合の悪い時の常套手段といえばそうですが、ひどいのは、
「国家公務員の定年を65歳に段階的に引き上げる」案と、
「検察官の定年を63歳から65歳に延ばす」という案を一緒
に(抱き合わせにして)今国会での成立をめざそうとして
いる、のです。
最悪ですね。
こういうことをするから、政治への信頼がなくなるのです。
潔く、おかしな法案は撤回する、という姿勢を見せれば、
もっと国民の信頼を得ることができるのに、と思います。
なにしろ、黒川検事長の定年延長の根拠を問われた森雅子
法相の国会答弁はあまりにもひどかったですから、とても
信用できない、と思われても仕方ないと思います。
↓ ↓ ↓
【参考】森法相「検察官が逃げた」答弁 政界の反応
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/statement/31691.html
検察の現場においては、神村検事正のような公明正大な方
が多くいることを祈ります。
政治家(市区町村)ランキング、全国 第3位 です。
田中優子Twitter → https://twitter.com/setagaya_tanaka