昨日のブログでもお伝えしましたが、
9月1日の「企画総務委員会」で補正
予算案について説明がありました。
しかし、内容が説明できずに、ただ
「4億1400万円の補正予算案です。
内容は今、つめています」…と。
このような体たらくは前代未聞!!
保坂区長が身勝手な妄想をぶち上げ
たことで、事務方の行政がどれほど
苦労しているかが伺えました。
そして、翌日(9/2)に開催された
「福祉保健委員会」では、ようやく
修正された「PCR世田谷モデル(社
会的検査)」の内容が示されました。
私は音声で傍聴したのですが(音声
傍聴の部屋、両サイドのドアを開け、
換気しながら…)、
まず7本の議案の説明があり(1時間)、
その後、新型コロナ関連の報告&質疑
で2時間を要しました
以下は、昨日、ツイッターで報告し
たものですが、関心のある方は参考
まで、お読みいただければと思いま
す。(長文になりますが)
★「PCR世田谷モデル(社会的検査)」
についての「福祉保健委員会」での質疑
の速報。
あくまでも私の要約メモからの報告です
のでご了承ください。
また、2時間の質疑の中から「注目した
要点のみ」。
初っ端からガンガン質問したのはうちの
会派のおおば正明議員です。
まずは、そこで明らかになったことから。
1、「プール方式」は、国が認めていない
のでできない。
保坂区長が豪語していた「プール方式で、
価格が5000円ぐらいに安くなる、という
もくろみは破綻。
1日1000件の処理計画も破綻。
9月半ばから始めて2ヶ月、という計画も
破綻。
「世田谷モデル社会的検査」の大前提が
崩れたことが判明しました。
2、「おしなべて1回ずつやる」→「優先
順位をつけて、介護施設からやる。
次に障がい者施設。
そのあとで保育園、幼稚園…に変更。
(画像右側②参照)
第一段階、第二段階…、いったい、いつ
までかかるのか?
3、おおば議員の質問により、区の担当が
「PCR検査1回では意味がない」との認識
を示した。
↑
「安心のために1回だけでも検査を!」と
言っている人、ちゃんと認識してください
ね。
むしろ1回の検査の結果で安心してはいけ
ないのです。
体温計と同じで、その時、熱がなくても
翌日どうなるかわからない、というのが
PCR検査です。
そして、一部の人たちにたったその1回
だけ検査をするのに4億円以上もかかる
のです。
安心できるまで何回も検査を行う財源は
ありません。
4、すでに都が高齢者施設の入所者と職
員に無料でPCR検査を実施すると発表。
↓
【独自】高齢者施設や障害者施設
15万人全員に無料PCR検査を検討
都が費用負担
https://www.fnn.jp/articles/-/79959
だったら、その検査をやるべき。
区税4億円を投入する必要はない。
5、国も、「行政検査」として、高齢
者施設での集団感染を防ぐため、職員
の一斉検査を定期的に行う方針を打ち
出している。
だったら世田谷区が「社会的検査」と
して区税を使って実施する必要はない。
6、自民党→「本来、補正予算は、何に
いくら使うか目的を明確にすべきもの。
今回の社会的検査は、区長の記者会見
を受けて区役所職員は苦労している。
東京都の案の方がしっかりしている。
この補正予算案は出し直すべき」
7、公明党→「世田谷モデルが何物か
がわからなくなってきた。
社会的インフラを継続、維持するため
には、PCR検査だけにお金をかけるも
のではなく、経済的支援も必要」
8、立憲民主党→「計画が十分に練られ
ていない。
区長が言い出したいつでも誰でもどこ
でも何度でもが一人歩きしている。
社会的検査が成功するかどうかは現場の
協力が何より大切。しかしどこまで協力
が得られるかわからない」
9、世田谷あらた→「都方式もある。
もう一度、検討し直すべき。世田谷区だ
けでやっても意味がない。他の区も検討
しているのか?近隣区からの問い合わせ
は?」→ない。
要するに、議会では、手放しで大賛成!
という会派はない、ということです。
以下、同じ会派の議員のブログもご参照
ください。
↓
桃野芳文議員のブログ
世田谷区長の「誰でも〜PCR 」はどこへ向かっている?本日の委員会でも反対意見が噴出!
ひえしま進議員のブログ
この4億円の無駄遣い案は、9月議会に
提出される予定となっています。
このままの案でよしとする会派がある
とは思えませんが、しかし「保坂区長
支持」を標榜している会派もあるので、
どうなるかわかりません。
うちの会派は修正案を出すつもりです。
政治家(市区町村)ランキング、全国 第2位 です。