『新型コロナウイルス感染症予防の取組みと
今後の対応について【速報版】10/28現在』
から一部抜粋、の続きです。
今回は「PCR検査数の推移」について。
以下は、保坂区長がマスコミでぶち上げた
「世田谷モデル」のなれの果て、中身も名
前も変えた「社会的検査」という無駄遣い
のPCR検査の実施実績です。
区議会で「区長が公表したことは財政的に
できるわけがない。ごく一部に一回だけ、
無症状の人を検査しても安心材料にはなら
ない。無駄で無意味な検査に税金を使うな」
等々、痛烈な批判が噴出したもの、です。
私たちの会派は、この部分の予算(4億円)
をカットして、保健所や医師会がかかわる
「行政検査」にその予算を回し、症状のあ
る人をしっかり把握して早く対応できるよ
う、PCR検査を充実させるべきである、と
いう「組替動議」を出しました。
しかし、残念ながら他会派からの賛同が得
られず、否決されてしまい、この全く無駄
としか言いようがない「社会的検査」が
続けられています。
保坂区長が強調していた「プール方式」で
一度にたくさんの検体を調べることができ
しかもコストが安くなる、というものも、
国から認めてもらえず頓挫。
そのため、当初の計画はボロボロとなって
おり、ますます意味のない検査となってい
ます。
全く酷いとしか言いようがありません。
区は、「一回だけ検査しても意味がない」
という議会の批判に対して「定期的に検査
する」と答弁を変更しました。
しかし、今回の報告によるとその「定期的
検査」というのは「陽性者発生後に月1回
×3か月間やる」というものです。
はぁ??
月1回だけ検査して、何の意味があるので
しょう?! 唖然、、、
月1回のPCR検査を「定期的」などと言う
のは不適切極まりないです。
10 月 21 日(水)に開催した「新型コロナ
ウイルス感染症対策本 部会議における有
識者との意見交換で出された意見の中に、
●「社会的検査」を実施していくうえで、
コストや体制、環境整備を丁寧かつ具体
的に検討 していくことが重要である。
●今後第3波がきて、感染が拡大してきた
場合には、すぐに有症状の検査の拡充に
切り替えられる体制が重要である。
というものがありました。つまり、
●コスト的に無駄では?
●体制や環境整備に無理があるのでは?
●無症状者への「社会的検査」より有症者
への「行政検査」が重要である
と指摘されている、ということですよ。
このような無駄なことは早くやめて、4億
1400万円の税金の無駄遣いが、せめて数
千万円で済むようにしてもらいたいもの
です。
政治家(市区町村)ランキング、全国 第5位 です。
田中優子Twitter → https://twitter.com/setagaya_tanaka