12月19日に放映された「サワコの朝」、
ご覧になりましたか?
僧侶、塩沼亮潤さんが出演されていました。
塩沼亮潤さん、この番組で初めて知った
のですが、
な、な、なんと、1300年の歴史の中で、
成し遂げたのはわずか2名という日本一
の荒業を満業した一人、だそうです。
「大峯千日回峰行」
往復4 18時間の山道を一日16時間かけて
歩く。 それを1000日間続けると言う荒行。
毎年、5月から9月にかけて毎日歩き続け、
九年間かかって達成した、とのこと。
それだけでも、ものすごいことなのですが、
その翌年、さらに命の危険と隣り合わせの
「四無行」を満業した、というのです!!
「四無行」
飲まず、食わず、寝ず、横にならず、9日間
耐える荒行。死の確率50%…!!
まず、修行に入る前に「生葬式」を執り行う、
のだそうです。
4日目から水で口を潤すことだけは許される。
しかし、1口も飲んでてはいけない。
ええ〜っ?!?!?!?
9日間も水分を取らなかったら、ミイラにな
ってしまいそうです。
しかも、寝ることも許されない。…って?!
どうしたって起きていられなくなりそうじゃ
ないですか。
なぜ、そんなことができるのか?!
そのような荒行をおこなった結果、塩沼僧侶
の脳は「左側頭葉の3分の2が壊死して“無い”
状態」なのだそうです。
脳の太い血管しかなくて毛細血管がほぼない
状態である、と。
論理的思考とか記憶とかが全くできない状況
なのに、記憶力も良い、とのこと。
「他が補ってくれているのだろう」と仰って
いましたが、
脳がそこまで壊死してしまうとは、恐ろしい
修行だということがよくわかります。
死の確率50%というのも肯けます、、、
肉体と精神の限界に挑戦し、乗り越え、今は
「大阿闍梨(だいあじゃり)」となられ、
故郷の仙台秋保に「慈眼寺」を建て、日々、
説法しているそうです。
この話を思い出すだけで、「有り得ない…」
という言葉が出てしまう私は、一生、悟りを
開くことはできないな、と思いました。
政治家(市区町村)ランキング、全国 第2位 です。
田中優子Twitter → https://twitter.com/setagaya_tanaka