Quantcast
Channel: 世田谷区議会議員・田中優子の活動日誌
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4945

ある自衛官の自殺・・・クローズアップ現代+より

$
0
0
1月6日のNHKクローズアップ現代+   「ある自衛隊員の死」 ご覧になりましたか?     自衛隊員の自殺率は、一般職の国家公務員の   約2倍…だそうです。         元防衛省人事教育局長 柳澤協二さんによると、       ↓   自衛隊内の自殺対策に関わった経験を持つ私が   人事教育長だった2000年、2001年頃、毎年、   80人から90人の自殺者があった。   これは、陸上自衛隊の普通科一個小隊は40人   弱であるが、戦争もないのに、毎年2個小隊が   なくなっていると言う計算になる。   大変な問題である。   もう一つの捉え方をすれば、今、まだ自衛隊   は海外で一人も殉職を出していないが、一人   殉職が出たら大変な問題になっていたはず。   しかし、命の重さという意味では平時に国内   で一人亡くなるのも同じことなのではないか、   と。

 

そこで、問題提起をし、自殺対策の取り組み   を始めたそうです。   しかし、中で聞き取り調査をするしかなく、   その報告書で、自衛隊自身が本当に納得でき   ているのか?   関係者にはご家族も含まれるはず。   お互いが納得いくまで追及する手順がとりこ   めないものか。   組織の中では助けを求めにくい。   同じ建物の中で、24時間、一つの組織の中で   個を殺して生活しなければならない。   逃げ場がない。   と、なかなか難しかったそうです。     最近では、カウンセラー養成の研修(悩みを   傾聴する訓練)が行われるようになっている、   とのこと。     一方、ドイツでは、連邦軍の自殺率はドイツ   全体の自殺率とほとんど変わらないというこ   と。           ドイツには「軍事オンブズパーソン」という   制度があるそうです。      ↓   議会が法律の専門家など第三者から提示し、   強力な権限が与えられる。   最前線から、基地の中枢まで立ち入り兵士   から直接自由に聞き取りを行うことができる。   毎年、ドイツ中の兵士から4000から6000件   の相談が寄せられる。   第三者を入れることで閉鎖的になりがちな軍   のライブをオープンにする取り組み。     このような取り組みにより、兵士の自殺率は   ドイツ全体の自殺率とほとんど変わらない。   兵士にとっての問題は、指令体系や階級とは   関係ない人間が取り組むべき。   兵士の基本的人権は一定の条件下で制限され   る事はあるが、兵士一人ひとりの尊厳は不可   侵であることに変わりはない。   兵士は「制服を着た市民」である。   と言う理念が掲げられているそうです。     日本の自衛隊も見習うべきところがありま   すね。

 

見逃し配信はこちら

(1月13日22時30分まで視聴可能)

 

  (←ぜひ応援のクリックをお願いします!)

  政治家(市区町村)ランキング、全国 第3位 です。

  田中優子Twitter → https://twitter.com/setagaya_tanaka


Viewing all articles
Browse latest Browse all 4945

Trending Articles