「一票の格差」是正を論じる際に必ずと言っていいくらい出てくる「大都市の
国会議員が増えて、地方選出の議員が減ると、ますます政治は首都中心
となって地方の声が届かない」という意見。
でも、だからと言って、「格差が2倍未満ならいい」という根拠はないし、完璧
な制度というのは無理でしょう。
そこで、私は、「だから、人口比で1票の格差をなくすしかないのでは?基本
はそこなのだから、それを基準とすべき」と考えてきました。
そうしたら、3月30日の日経新聞で、「識者の見方」として、以下の記事が。
「単純に人口比で定数出せ」 by 泉徳治・元最高裁判事
「政治家関与させず是正を」 by 佐々木毅・学習院大教授
いやもう本当、これしかないでしょ?!と思います。
自民党・公明党がやろうとしているのは、選挙を気にした“中途半端な改革”
(改革なんて言えません。ごまかし、と表現した方が正しい)でしかありません。
だから、佐々木教授のように、「政治家に関与させてはダメ」と言われて
しまうのです。
自分たちの身分にかかわることなのに当事者を排除しなければダメだと
言われてしまう情けなさ!!
そもそも、こんなに重要なことを、自公民の3党の代表だけで話し合うという
ことからして、ことの重要性がわかっていない証拠です。
「みんなの党」の江田憲司幹事長は、全部の党派の代表が集まって議論
すべきだと提案したのに却下されてしまいました。
今、自公から出されている“中途半端なごまかし”で乗り切ったところで、
その結果がまた「違憲」「無効」とされる可能性を残しているということを、
もっと重要視すべきですよ!!
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