Quantcast
Channel: 世田谷区議会議員・田中優子の活動日誌
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4945

「無症状者に使うべきではない、とされている抗原検査が不適切に使われる予算」が含まれている「補正予算(第4次)」に反対しました! 

$
0
0

世田谷区議会、昨日は本会議で「中間議決」が

行われました。

 

「補正予算案(第4次)」の中に「続・世田谷

モデル」とも言える「“無症状”の子どもたちへ

の行事前の抗原検査実施」(文科省は“有症状”

の場合にすべきとしている検査)が含まれてい

るため、私たちの会派は反対しました。

 

しかし、残念ながら、私たちの会派の議員4名

(田中優子、大庭正明、桃野芳文、ひえしま進)

以外は賛成で、可決されてしまいました。

 

またしても税金の無駄遣いです。(怒)

 

 

以下は、議案の賛否一覧です。

F行革、というのが私たちの会派の略称です。

 

 

 

 

なぜ、無症状者への抗原検査が問題なのか。

 

以下は、9月21日の「文教委員会」で、私が

問題提起をしながら質疑した内容です。

 

 

●宿泊行事や部活動等の大会の前に実施する

とされている「事前抗原検査」は、代表質問

でも指摘したように、問題が大きいと考える。

 

●文部科学省は、各学校に抗原検査キットを

配布するとしているが、利用対象者はあくま

で有症状者。

 

●日本医師会の中川俊雄会長が、「抗原検査

キットは無症状の方に実施して、感染してな

いことを確認するものでは無い」と明言して

いる。

 

 

 

●そこから逸脱したやり方は、過剰に、子ども

の負担、保護者の負担、教員の負担を強いるこ

とにつながりかねない。

 

●あくまでも全員に義務付けができるものでは

ないにもかかわらず、厳格にやろうとしたら半

強制となる。同調圧力が強い中、学校という小

さな社会の中で、子どもや保護者に余計な負担

を強いることになり、現場に不要な混乱を招く

可能性がある。

 

●受けない子どもが一人でもいたら、意味をな

さないのではないか? そんなことで「安心のた

め」とすること自体、間違っている。

 

●熱があるとか、具合が悪いとか、そういう子

どもは当然、参加しないのだからそれで良いの

では?

 

●区も「行事前の抗原検査で陰性であった生徒

でも行事後にPCR検査を受けなければ陰性とは

確定できない場合がある」と、9月15日の企画

総務委員会で説明している。

 

●この検査は、集団感染を防ぐ効果に乏しい上

に、子どもたち、保護者、学校現場にかかる心

理的負担や労力が非常に大きい。今からでも、

やめるべきである。

(以上が文教委員会で述べたことの要旨)

 

 

驚いたことに、区教育委員会は「適切だと考え

ている」と答弁していました。

 

文部科学省からも、日本医師会の会長からも、

「無症状者に使うものではない」と言われてい

るものなのに、ですよ。

 

 

議会も、こんなに問題だらけで意味がない検査

に、なぜ、私たちの会派以外の全議員が賛成す

るのか?理解に苦しみます。

 

 

この件、会派幹事長の桃野芳文議員がブログで

詳細、まとめています。

ぜひ、こちらもご覧いただけたらと思います

    ↓

世田谷区長こだわりの「社会的検査」。
又補正予算が議会を通過してしまいました
無症状の子ども達に抗原検査キットで「陰性確認」は不適切。
桃野は反対。

 

 

  (←ぜひ応援のクリックをお願いします!)

  政治家(市区町村)ランキング、全国 第3位 です。

  田中優子Twitter → https://twitter.com/setagaya_tanaka


Viewing all articles
Browse latest Browse all 4945

Trending Articles