96条先行に違和感〜みんなの党・浅尾慶一郎政調会長
5月4日の毎日新聞の記事です。
これを読めば、戦争ができる国にする自民党の掲げる憲法改正とは違う
ということがわかります。
「憲法改正の前にやるべきことがある!」ということも!
--自民党の目標は、憲法9条の改正だと思われています。
浅尾 「目的が透けて見える」ことは、国民にとってあまり気持ちのよく
ないことだ。「96条を変えた後、9条はこういうふうにする」と言うべきだ。
--道徳観を憲法に盛り込むべきだという意見もあります。
浅尾 道徳観は大事だが、それを国家がどの程度、国民に強制する
のかについては相当慎重だ。
我々が統治機構改革に力を入れているのは国家権力を「統制する」
「けん制する」という憲法の持つ本来的意味の改革だ。
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同じく4日の朝日新聞には、「96条改正は『裏口入学』。憲法の破壊だ」
という記事が。(by 小林節・慶大教授)
自民も維新もみんなの党も、憲法改正の必要性は感じているとして
いますが、その目的は大きく違います。
みんなの党は「国と地方の役割」を主目的としていますが、自民党は
「自衛のための軍隊保持」がしたいのです。
だったら、それをはっきりと示して、改選の発議に必要な衆参両院で
総議員の「3分の2以上」を形成する努力をすべきだ、と、小林教授は
言っています。
しかも、「改憲政党と言いながら、長年改正を迂回し解釈改憲でごま
かしてきた責任は自民党にある」、と。
これは、9条改憲派だから出てくる言葉であろうと思いますが、事実、
その通りです。
(9条改正に対して個人的には慎重にと考える私としては、それで
よかったとも言えますが)
いずれにしても、改正論が表面化してきたのはいいことかもしれ
ません。
私たち国民一人ひとりが、「そんなに簡単に変えられてはまずい!」
と思って、本気で、真剣に、「憲法」に向き合い、どうあるべきかを
考える時期ではないかと思うから、です。
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