今年の総まとめとして、12月20日に行った田中秀征さんの
「民権塾」の講義に触れてみようと思います。
以下、講義の中から一部、ご紹介します。
◆猪瀬都知事は長野高校の後輩。
地元では、都知事を出した!とすごい名誉だったのに、今では
すごい恥となってしまった。
しかし、オリンピック招致と、この時期に都知事選挙をもたらした
のは猪瀬氏の功績。
◆特定秘密保護法
外務省主導で、チェック機能に問題がある。
「受験生が採点する」「被告人が判決を出す」ようなもの。
チェックにならない。
原発と保安院、薬害の問題、皆同じ。
こんな国は他にない!アメリカなども厳しくチェックしている。
アメリカの秘密チェック機関は秘密の解除も指定できる。
完璧に独立した機関となっている。
日本の議院内閣制では、そのような機関をつくるのは難しい。
そして、質疑応答の時間。
Q 日本はなぜ世界にないような官僚主導の国になってしまったのか?
A 官僚は忠誠心が必要。それが自分たちの存在意義、根拠だから。
そして、組織は変わっていないのだけど、戦後、主人が天皇から
国民に変わってしまった。
しかし、官僚は国民(とその代表の国会議員)をバカにしている。
だから、政治主導にならず、自分たち(官僚)は装置であるにも
かかわらず、自分たちが取り仕切ろうとする。
しかもそこが人事を握っている。
つまり、日本は、運転手がいなくても走る車になってしまった。
日本は官僚の暴走国家なんだなぁ…。
Q こういう塾長(田中秀征さん)が話すようなことを深く掘り下げる
政治学の学者はいないのか?
A 大隈重信はお粗末!板垣退助に迫る政治学者(岡よしたけ)
が書いた「近代日本の政治家」が素晴らしい。
ほんの2、3人でいいから、こういうことを本気で改革しようと
する国会議員がいれば日本は変わるのに!
…というわけで、いつもながらとても勉強になる講義でした。
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