「地域の自殺対策を推進する地方議員有志の会」の研修、4月4日、
堺市にて、『生き心地の良いまち』の著者である岡檀(おかまゆみ)
先生を講師にお呼びしてお話を伺いました。
3318(←調査当時)ある自治体の中で、30年間の自殺率が特別に
低い徳島県旧海部町。
自殺危険因子は、1健康問題、2経済問題(この二つで7割を占める)
海部町は特に低いわけではない。
つまり、たとえ危険因子があっても「自殺予防因子」があるのでは?
ということに着目したそうです。
岡先生の調査によると、「自殺希少地域」には、地理的特性もある
とのことです。
そして、地域性としての特徴は、
★いろんな人がいてもいい。いろんな人がいた方がいい、という
価値観⇒排他的意識が希薄。
相互扶助組織「朋輩組」というのがあるが、誰でも入れるし、
加入しない住民を排除しない。
特別支援学級を拒む(分けない方がいい)
⇒ここでも、いろんな人がいた方がいい、という価値観。
★人事の選び方、人物本位!
「一度目はこらえたれ」という、失敗を許す風土。
★どうせ自分なんて、と言わない。
★議会では、古参も新人も同等。
遠慮しているとむしろ注意を受ける。
★人に関心は持つ。しかし、監視はしない。
⇒ゆるやかに繋がることが大事。
★柔軟性は万能!心に柔軟性を。
ほかにも、いろいろな要素をお話し頂きましたが、詳細は、
岡先生の著書『生き心地の良いまち〜この自殺率の低さには理由がある』
を読んでください。
写真:「地域の自殺対策を推進する地方議員有志の会」のメンバー、
岡壇先生を囲んで。
しかし、その後、海部町は、海南町、宍喰町と合併して海陽町となり、
合併後は大変な様子だとか、、、、
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