昨日は、「クォーター制NO実現可能性を探る勉強会」に参加しました。
まず、「クォーター制を推進する会」赤松良子代表の挨拶。
講演は、駒沢大学法学部の大山礼子教授。「女性の力が政治を変える」
◆日本の議会にはあまりにも女性が少ない。
女性が少ないと…、
1.政策決定を歪める。
2.議会への信頼が失われる。特に地方議会は、決めていることがとても多い。
住民投票をして何かを勝ち取ったとしても、何も変わらない。
社会的代表性に関心を払うことは、政治を社会のすべての部分にとって
関わりたくなるようなものにするための方法の一つである。
女性議員を増やすことは、代表制の回復、なのだ。
◆女性議員を増やすためにはどうすればよいのか?
1.目標を決める。
国会か、地方議会か?
国会は変わらないが、地方議会は変えられる。地方議会の方が可能性はある。
世界では、クォーター制が拡大している。
例:フランス「パリテ(同数)」
一方の性の候補者が全候補者の48%を下回ると、その政党への公的助成を
減額(100%男性のみの場合は半額)
名簿式比例代表制の欧州議会、州議会、市町村議会選挙→男女を交互に記載
した候補者名簿の策定を義務付け。
県議会議員選挙→2013年の改正で、男女2名のペアで立候補することを義務付け。
◆なぜ日本は変わらないのか?
いつも「時期尚早」と言い訳する。ほかに反対する理由がないから!
1.戦略を考える!
制度を変えたくない議員に恐怖感を与える!
クォーター制がダメだという議員は落選する!というキャンペーンをはる!
2.インターネットの活用を!
Twitter、Facebookの利用、ワンクリックで寄付を募る、など。
◆継続的に圧力をかけ続ける!そして、あきらめない!Never Give up !!
と、だいたいこんな内容だったのですが、どれも頷ける、わかりやすい
講演でした。
「クォーター制」というと、逆差別だと言う人もいますが、日本は
まだまだ女性の政治参画が少なく、特に、約1700ある自治体の首長
(市長、区長など)は、全国でたったの1%…。
地方議会に女性議員ゼロ、という自治体も数多くあります。
※ 世田谷区議会は、46名中、女性議員は15名。約30%です。
世界では、「クォーター制」を導入している国が結構、あります。
人々の意識はなかなか変わりません。
「制度」が変わって、初めて「意識」も変わってくる、と言われて
います。
「クォーター制」の導入と同時に、女性たちがもっと政治の場に
挑戦しよう!という気持ちが必要かな、と思う今日このごろです。
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