昨日は、「基本構想審議会」の第2部会が18時30分〜開催されました。
今回は、「スポーツについて」と「これまでの議論のまとめ」がテーマ。
まずは、「スポーツ基本法」の内容を確認。
その後、スポーツについて、各委員から、様々な意見が出されました。
私は体育会系人間なので、スポーツへの想いや評価は、多分、一般
よりも高いと思われます。
…が、思いのほか、第2部会に所属していらっしゃる委員の皆さん、
結構、スポーツの意義や効果、
子どもたちにとってスポーツを楽しむ体験を持つことがどれだけ大切なことか、
親子でキャッチボールの大切さ、
地域でクラブチームに参加したり、
保護者が指導者として関わったり、
学校の部活動の充実を求める…等々、
前向きな意見が多く出され、とても活発な議論となりました。
私からは、4年前に会派で視察に行った「東広島市の豊栄中学校」の
取り組みを皆さんに紹介しました。
この中が高は、2年連続で、体力づくり日本一!に輝いています。
(詳細、2008年3月21日のブログをご覧ください)
それは、週2回の「運動朝会」の成果でした。
月曜日は校庭、金曜日は体育館で、準備体操、ランニング、走り幅跳び、
腹筋、背筋、腕立て伏せ、馬跳び、壁倒立、雑巾がけなどをやる。
その繰り返しだけで、体力日本一!に輝いていたのです。
(すみません、審議会では、週1回とご紹介しましたが、2回でした)
今の子どもたちは、30年前に比べると、背筋力が半分に落ちていて、
自分の体を支えるのが精一杯!
背筋力がないから、授業中ビシっとしていられない。
介護なんてとんでもない!(他人を支えるだけの力がない)
体力測定から「背筋力」はなくなりました。背中を痛めてしまうから。
…という、深刻な状況なのです。
健康で十分な体力のある体は、一生の宝物です。
競技スポーツもいいけれど、まず、この基本的体力を高めることから
始めてはどうかなー?と思います。
こんな話をしたら、会議が終わってから、傍聴にいらしていた区民の方々、
何人かから声をかけられ、
「いやー、あなたの話はよかった!まさにその通りですよ」と、言われました。
もうひとつ、感動したのは、永井委員が、小学校では体育専科の先生が
いないのが問題、と言って下さったことです。
そうなんですよ。
小学校で、きちんと体育の指導ができる先生に教えてもらっているかいないか
では、中学校に来た時、体育が好きか嫌いかを大きく左右するのです。
第二次性徴が始まって、体が重くなってくる中学生になる前に、
きちんと体育を習っていれば簡単にできることが、習っていないために、
できないまま、苦手意識の塊のまま、体育が嫌いになって、中学校にやってくる。
これでは、本当に、子どもにとってかわいそうなことだよなー、と、
中学校の保健体育の教員をしていたころ、そう思っていました。
とにかく、運動は大事。
体力をつけること以外にも、仲間づくりという意味からも大きく貢献して
いるのがスポーツではないでしょうか。
今回が、「第2部会」最後でした。
松島部会長、小林福部会長はじめ、委員の皆さま、大変お疲れ様でした。
あとは、20年の構想を考える「基本構想審議会」全体会、となるわけ
ですが、
うう〜む、他の部会にも出ているけれど、いったい、これ、どうやって
まとめるのだろう〜?!
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