昨日より、区議会（第３回定例会）が始まりました。
うちの会派「無所属・世田谷行革110番・維新」の代表質問は
大庭正明議員が行なったのですが、まず「庁舎改築」について
ご報告します。
驚くべきは、保坂区長が、
「区民の利便性や災害対策よりも、中庭の景観を残す」ことに
こだわって、議会の合意もないまま突然、以下の3つのパターン
を「素案」として出してきたこと、
です。（8月末に行なわれた会派ごとの説明会において）
いったい、いつ、誰が、どういう経緯で決めたのでしょう？！
「最終的に3人の学識経験者の意見を聞いて、これに決めた」
と、保坂区長から言われた時には唖然としました！！！！！
すべて、区役所が分散された、とんでもない案なのです！！
区役所の建て替えには莫大な税金（380億円以上！）をつかい
ます。
何が悲しくて、区民にとってわかりにくく、ものすごく不便
（今と変わらない！！）で、
いざ、災害が起こった時の対策も、職員がバラバラの場所に
いたのでは、連絡がとりにくく、動きにくい！…などという
ものにしなければならないのでしょうか。
今の世田谷区役所の最大の問題点は「災害対策がお粗末なこと」。
次の問題点は、「庁舎が分散していてどこに行ったらいいのか、
わかりにくくて不便！」なこと、です。
「中庭の景観が大事」ということが、その2つよりも優先されて、
相変わらず区役所を分散した案を出してくるなど、あり得ない。
今回の豪雨災害の時、世田谷区でも災害対策会議が、第3庁舎で
行なわれたわけですが、第1庁舎や城山分庁舎などから、大雨の
中、移動しなければならなかった職員の皆さんびしょ濡れとなり
大変だったと言います。
うちの会派は、区民の代表として、この「素案」には大反対です。
私が区民の方々にこの話をしたら、これまでのところ、100％の方
が反対しています。
もし、最終的に意見を聞いたという学識経験者の3名の方々が、
「世田谷区役所は2つに分散させて中庭の景観を残すべき」という
ことを、それこそ「学者生命をかけてでも、その方が望ましい！」
と仰っているのであれば、その資料をきちんと出していただきたい
と、代表質問で請求しました。
わざわざ不便で使い勝手の悪いものを、余計なお金をかけて作る
など、とんでもないことだと思います！！
区役所建て替え問題は、区民の皆さまの多額の税金をかけて、今後
100年の計となる大きな問題です。
本当に合理性があるのか、税金の無駄遣いはないのか、区民が望む
ものなのか、本来であれば、審議会を作るとか、住民投票で決める
とかすべき大きな問題ですよね。
それを、思いつきのように、学者さん3名を呼んで2回懇談しただけ
で決めてしまうとは！！
昨日、奇しくも国会では同じ時に「安保法案」の強行採決で大騒ぎと
なっていましたが、保坂区長のこのやり方は、まるで安部首相の独裁
と同じではないか、と、大庭議員は議場で指摘しました。
ご覧ください）
いつ、どう決まったのかがわからない。
非常に不透明な決め方をしていることも大問題です！！
区民の皆様も、ぜひ、「区長へのメール」や「区長へのはがき」
「区役所に電話（03-5432-1111）」などをして、
「区役所の分散化は反対」「区役所は一つの建物で」のひと言で
大丈夫ですので、どんどん区長に意見を届けて下さい。
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