今年の1月9日東京新聞「この人」欄に載っていた中島かおりさん。
「にんしんSOS東京」を立ち上げた助産師さんです。
私は、昨年の11月議会の「代表質問」で「世田谷区における貧困問題」
を取り上げましたが、その際に、立ち上がったばかりの「にんしんSOS」
のことにも触れています。
こちらの「議会中継(田中優子・平成27年11月24日代表質問)」の
スタートから13分ぐらいのところです。
現在取り沙汰されている貧困問題(特に「子どもの貧困」という言葉
がよく使われますが、突き詰めればその大半はシングルマザーの問題
である、というのが、私たちの会派の認識です。
女性が子どもを産み、そのうえ結婚からはみ出せば、あっという間に
貧困に転落するのが今の日本の社会です。
では、女性が「わがまま」で離婚するかといえば、貧乏覚悟で別れる
多くの離婚理由は、夫のDVや借金から子どもを守る「子どものため」
というギリギリでの選択である、ということが大半なのです。
また、日本社会事業大学専門職大学院の宮島清准教授は、「多くの
児童虐待には、貧困や障がい、DVなどの複雑な事情が潜んでいる」
と述べています。
つまり、児童虐待の対策を考えるには、貧困家庭を増やさないこと
が必要な手立てであるということが言えるのではないでしょうか。
そして、それを防ぐ重要な手がかりは「望まない妊娠を減らすこと」
であると考えます。
「にんしんSOS東京」では、毎日16時〜24時、助産師さんたちが
電話とメールで相談を受け付けているそうです。
(電話03-4285-9870 メールはホームページから入れるようです)
特に、相談する相手がいなくて途方に暮れている10代、20代の若い
女性たちに「一人で悩まないで」と、知ってもらいたいですね。
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