昨日の本会議では、うちの会派の幹事長、大庭正明議員が質問に
立ちました。
私(田中優子)の質問の続き、ということで、冒頭、同じように
保坂区長の本を提示して、質問を始めました。
『脱原発区長はなぜ得票率67%で再選されたのか?』の本当の理由
↓ ↓ ↓
保坂区長は、この著書の中で「こちらは小さなグループはありますが、
組織はないに等しい状態」と、述べています。
しかし、実は大きな組織がしっかりバックアップしていたという事実
を大庭議員が明らかにしました。
以下、大庭議員の質問から一部抜粋します。
↓ ↓ ↓
保坂区長と日本共産党世田谷地区委員長との間で「2015年世田谷区長
選挙にあたっての覚え書き」という文書まで交わしていたのです。
このことは秘密でも何でもありません。
そもそも、保坂選挙の参謀であった、森原秀樹氏が、昨日も提示しま
した朝日新聞の今年5月8日の新聞記事で、喋っているのです。
「政党や団体の皆さんには一歩退いてもらうよう、ひざ詰めでお願い
しました」「選挙では、子ども連れのお母さんたちが、全面に立って
くれました」こう喋っているのです。
「政党や団体の皆さんには一歩退いてもらった」
おいおい、一歩退いてくれた政党ってドコなのだよ、です。
もちろん共産党のことです。
ちなみに共産党は、この経緯についてホームページで公開しております。
他の「安倍NO!」の政党はこの本では結構出てくるんですが、なぜか
共産党には一言も触れていない。
そのこと(共産党に全面的に選挙応援をしてもらったこと)を有権者
から、読者から、まるでなかったことのような本を出されるのは、
そもそも共産党に対して失礼ではないでしょうか。
(引用ここまで)
私も、保坂区長のこの本を読んでいるので、実際の状況を知ったら
驚いたのですが、
そうなんですよ、「社民党」「民主党」のことは出てくるけれど、
「共産党」のことはひとことも出てこない。
まるで「共産党」は無関係、と言わんばかり。
いかにも「政党も組織もなく、小さなお子さんを連れたお母さん
たちしか周囲にはいなかった」ように書いてあります。
まあ、「社民党」のことは、「社民党公認ではあまりにも狭すぎる」、
「民主党」のことは、「(2009年、新しく政権の座についた民主党は)
ただの”慣れていない自民党”だったという印象」、と書いてあるわけで
ようするに、区長選には政党はついていない、と思わせるような内容
です。
でも、実際には、共産党がしっかりバックアップしていて、しかもその
ことは表に出ないように、保坂区長の側近である森原秀樹氏(世田谷区
の外郭団体である社会福祉協議会に勤務している)が、「ひざ詰めで
お願いした」そうですから、「情報公開」が聞いてあきれる「隠蔽体質」
のうえで編集された本ですね。
これでわかるように、保坂区長の本は、側近である森原氏との共同作業
で出来上がった本、ということも明らかですね。
何しろ、森原氏がコンサルをしている会社が出版していますし、内容も
ぴったり同じ。保坂区長は未だに森原氏と二人三脚なのでしょう。
それにしても、共産党の議員以外は、区長選を共産党が全面的に支援し
ていた、ということは知らなかったので、議場にはどよめきと笑いが。
そして、共産党の区議からは「明らかにしてくれてありがとう〜!」と
大庭議員に声援が?!(笑)
最後に、もう少し、大庭議員の再質問から抜粋します。
↓ ↓ ↓
今回、区長選の実態について、共産党の選挙支援がなければ得票率67%
は達成できなかったし、その共産党との調整を行ったのが森原秀樹氏で
あることは、朝日新聞の記事から明らかです。
さらにその新聞で言っていることの大半が、今回の本と符合しつつも、
一つだけ、つまり肝心の共産党との選挙支援の部分が消えているのも、
保坂・森原ラインの共同作業がなければできないことです。
その森原氏に、保坂区長が権力を行使して便宜を図ったことは否定でき
ない現実でしょう。
(引用ここまで)
保坂区長に再度、申し上げます。
「権力を利権に変えることがあってはならない」と。
ただいま、政治家(市区町村)人気ブログランキング495人中、
全国 第1位 です! いつも応援ありがとうございます!