昨日の決算特別委員会「文教領域」の質疑では、いじめ問題を
取り上げました。
その際に、紹介した本がこれ。
『いじめ撃退マニュアル〜だれも書かなかった〈学校交渉法〉〜』
先生も買って読め!!という帯の言葉がすごい。
まさに、先生も買って読まれた方がいいと思う内容の本です。
以下は、質問の最初の部分で述べたことです。
この本の冒頭に書いてあることを紹介しますと、少し長いですが、
大変興味深いので聞いていただければと思います。
◆最近では簡単な遺書すら残さず幼い命を絶つ、悲しい事件が
跡を断ちません。「せめて死ぬ前に、だれか大人に相談してくれ
れば…」と思うと残念でなりません。
◆私はいじめられている子には、万一に備えて「あなたが、少し
でも死んでしまいたいと思ったときにはね…」と、一応、遺書の
書き方とその後の行動の仕方を教えています。
◆せめて死ぬ前には、誰それと誰それに(必ずフルネームで)、
いつどこで、あーもやられた、こーもやられた。今から死んで、
必ず化けて出てやります、と書いて、コンビニへ行って、
20〜30枚同じものをコピーして、警察・新聞社・友達・親戚・
市長さん・隣の学校・法務局など、思いつく限り送ってね。
住所は電話帳に載っているからね。
そして、それでもまだ死にたい気持ちが変わらなければ、
校長先生のところに行って、「いじめがつらいので、どうやったら
楽に死ねるか教えて下さい」って相談してね。死ぬ前に必ず
これだけのことはやるのよ」
◆子どもにわかりやすく、なるべく具体的に(そして自殺が
未然に防げるように)説明してやります。自殺が空騒ぎに
終われば、もちろんそれに越したことはありません。
その上、「自殺は予見できなかった」などと人ごとのように言う
校長・教師・親もきっといなくなるでしょうから、大変有意義な
ことです。幼い心の中だけにしまい込み悩まないで、周囲の
大人たちをしっかり巻き込み、社会問題として考えるべき時です。
…と書いてあります。非常に刺激的ですが、この本の著者である
小寺やす子さんは、実際、多くの体験を通して得た「いじめ解決
のための勇気とテクニック」を記していて、親の立場からも、教師
の立場からも、とても有益なことがたくさん書いてある、と思いました。
(質問文の引用ここまで)
この後に、学校の先生がいかに忙しくて、子どもと向き合う時間が
とりにくいのか?
事務作業の軽減など、抜本的な改革をしなければ、いじめの撲滅
は出来ないのではないか?ということを指摘&提案しました。
「教員の一日の流れ(例)」をわかりやすくパネルに書いてみた
のですが、昨日の夜、手書きで作成したものを使おうと思って
いたら、うちの会派の幹事長、おおば正明議員が、私のブログ
を見て、明け方にこのような立派なパネルを作って来てくれま
した。感激〜!!
パネル内の ※?〜※? に、実はたっくさーん!の仕事があり、
先生たちはめいっぱいの状況で仕事をしています。
「こんなに忙しくて、子どもと向き合えと言われても…」と、現場から
悲鳴が聞こえてくるようです。
でも、もちろん、先生はしっかり子どもと向き合ってもらわなければ
困ります。そこで、具体的な提案をしてみました。
報告の続きは、後日、また。
※私の質問が終わったら、「すっごくいい質問でした〜!!」とかけ
寄って声をかけてくれた他会派の議員がいて嬉しかったです(*^_^*)