先月このブログでもお知らせした「第34回オウム真理教問題抗議デモ&学習会」
あいにくの雨の中、抗議デモ参加者は180人いたそうです。 大雨の中、みなさんお疲れ様でした!! (私は午前中、OGとして「東京シンクロクラブ」のバザーのお手伝いを していたため、学習会から参加しました) 第34回抗議デモ&学習会で、この運動は17年目に入った、とのこと。 協議会ニュースは164号発行しているそうです。 「彼らは何故テロに走ったのか」~地下鉄サリン事件実行犯の心の軌跡 ~ 講師 恵泉女学園大学元学長 川島堅二さん 広瀬健一氏(死刑囚)と、林郁夫氏(無期懲役)を比較しながらのお話。 とても貴重な講演でした。 以下は、私のメモです。興味のある方はお読みください。 広瀬健一 大学院中にオウムに出会い、そのままオウムに入信、平成20年に長文の 手記を出した。(現在、猛省し、謝罪している) 早稲田理工学部を主席で卒業、大学院に進む 家電商品の値下げを見て、 絶対に失われることのない価値を求めるようになった。 昭和63年、大学院1年のときに麻原の書に出会う。 林郁夫 著者『オウムと私』を出版。 慶應大学医学部、アメリカ留学、国立大学の医師 医学部3年のころから ヨガの修行を始めた。 【共通点】 ・高学歴 ・物事を突き詰めて考える性格 ・宗教的なものを 受け入れる素地 ・オウムとの出会い 【相違点】 ・オウム入信のプロセス サリン散布時の心境 ・オウム離脱のプロセス。【サリン実行時】 広瀬健一 入信時、あまりにも強い体験をしたため(信じ切っていて)、 黙秘を続け、事件から半年以上経ってから話し始める。 林郁夫 嫌だ、やりたくなかった。 葛藤があった。 女と子どもは乗るな!と思った。 真理を守るための戦争なのです、許して下さい、と心の中で叫んだ。 青山弁護士から強く黙秘するよう(尊師の命令だと)言われていたが、 事件1ヶ月後に話し始めた。 大学で宗教学を教えていたため、オウム問題 を抜きにしては教団に立てないと思い、研究した。 毎年、GWの最後に、 放送大学で「現代社会の宗教」を教えている。 オウム問題、麻原含め13人が死刑が確定している。 何故、麻原は死刑にならないのか? 精神状態がよくないため執行できない? 川島先生は死刑には反対。 死刑によってオウムが勢いづいてしまったら、刑を執行する意味がないため。 キリシタンを虐殺しても何ら効果がなかったことで、殉教は喜びであるとい うことを思い知った幕府は、彼らを死刑にするのではなく、棄教させるとい う方針をとった。 彼らは終身刑とし、贖罪の意識を植え付けることが必要であると考える。 アレフは信者が増えている。事件は風化して行く。 こういうときに死刑を執行してしまったら、殉教者となってしまう。
帰りの電車の中でも、川島先生といろいろ話すことができて、勉強になり
ました。
住民協議会のみなさま、参加者のみなさま、その他の関係者のみなさま、
本当にお疲れ様でした。
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