5月13日に配信されたニュース
「信号機に群がっているのは…ミツバチ 東京・世田谷」
↓ ↓ ↓
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170512/k10010979611000.html
12日正午前、東京・世田谷区の交差点にある信号機に多数の
ミツバチが群がっているのが見つかり、警視庁から依頼を受けた
業者がハチの群れを処分しました。
…というニュースが流れ、衝撃が走りました。
なぜなら、今回ミツバチが大量に集まっていたのは
「ミツバチの分蜂(ぶんぽう)」と言って「駆除してはならないもの」
だからです。
川崎市のホームページは「ミツバチの分蜂」についてわかりやすく
説明しています。
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春から夏にかけての時期に、庭木や軒先などに、何十匹ものミツバチ
がかたまっていることがあります。これは、分蜂(ぶんぽう)といって、
ミツバチの巣別れ(引越し)です。
ミツバチの巣は、一匹の女王バチと複数の働きバチから成り立っています。
一つの巣に新しい女王バチが生まれたとき、古い女王バチが巣にいる
働きバチを連れて集団で引越しをします。これを分蜂といいます。
ミツバチなどの社会性昆虫にとっては、群れを増やす方法として、
分蜂は重要な役割を果たします。
一度にたくさんのハチがかたまっているので「巨大な巣ができてしまった!」
とあわてることがありますが、ミツバチが巣をつくる場所は樹の穴、屋根裏、
床下などの閉鎖空間(天井があり壁などでおおわれている場所)です。
この写真のようなむき出しになっている場所にいるのは、引越しの最中に
一時的にとどまっているだけで、しばらくすると巣をつくるのに適した場所
へ移動し、きれいさっぱりいなくなってしまいます。
庭木などで分蜂をみかけたら、周囲に巣をつくりそうな箱などがあれば片付け、
数日様子をみてください。(引用ここまで)
ということで、生態系にとって、我々人間にとって、なくてはならない存在
であるミツバチ。絶対に駆除したりしてはならない!!のです。
なぜミツバチが必要か?は、以下のサイトをご覧ください。
↓ ↓
ミツバチは人類にとってとても大切な役目を果たしていた。ミツバチが絶滅したら起こりうる10のこと今回の件は、たしかに信号機が見えなくなってしまうほど集まってしまって
いたら支障があるかもしれませんので「袋に入れて捕獲する」ところまでは
仕方ないことかもしれません。
しかし、です。
その後、捕獲されたミツバチはどうなったのか?!
それが問題です。
処分って、まさか、殺してしまったのでしょうか?!貴重なミツバチを?!
だとしたら、あまりにも無知すぎます。
このことを嘆いた区民の方から連絡をいただきましたが、あらためて
世田谷区のホームページはどうなっているかチェックしてみたところ、
一応、世田谷区のホームページにも「ハチについて」という項目があり、
http://www.city.setagaya.lg.jp/kurashi/101/115/283/d00021190.html
「自分で巣を駆除するのが困難な場合」4つの要件を満たせば区が無料
で駆除します、ということで、
「その他の種類(ミツバチ、オオスズメバチ、ジバチ等)のハチの巣は
対象外となります。民間の専門業者に直接ご相談ください。
区でも専門業者の組合をご紹介しています。」としています。
ミツバチは駆除の対象外ですよ、ということにはなっていますが、でも
これだけだと、「ミツバチの分蜂」についてはわからないですね。
区民に対する啓発が必要だと思いました。
ミツバチがいなくなってしまったら、、、
「世界中で飢饉が起こり、世界経済が破綻してしまう」ことにも
なりうるのです。
「ミツバチは人類にとってとても大切な役目を果たしていた。ミツバチが絶滅したら起こりうる10のこと」↓
ハチミツがなくなる
多くの野菜やフルーツが育たなくなる
人の手で授粉しなくてはならなくなる
乳製品が消える
コットンが育たなくなる
人間の主要タンパク源は豚肉・鶏肉に
食べ物の値段が高騰する
栄養不良が大きな問題になる
世界経済が破綻する
世界中で飢饉が起こる
ただでさえ、ミツバチの減少が世界的な問題となっているのに、
(2015年9月14日のブログをご参照ください)
「知られざる斑点米とミツバチ大量死」、ネオニコチノイド系農薬の恐ろしさがわかりました!
日本では無知のために駆除してしまう、などということが横行
したりしたら、とんでもないことだと思います。
「ミツバチの分蜂」について、区民への啓発がもっと必要だと
思いました。
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