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Channel: 世田谷区議会議員・田中優子の活動日誌
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代表質問より「昨年6月に、前副区長が任期途中で辞任したのは保坂区長のパワハラではないのか?」

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6月13日に行なった会派代表質問からの報告です。


なぜ、前副区長は、任期途中で仕事を放り出して辞めたのか?

そんなことは通常あり得ない“事件”です。


保坂区長の任命責任、辞職(に追い込んだ?)責任、逸脱した

人事権の行使(気に入らなければ辞めてもらう的な恐怖政治?)

等々、前副区長の退任の挨拶から考えられる疑惑について質問

しました。


以下、質問した内容です。

長いですが、興味のある方はぜひお読みください。


昨年6月に前副区長が任期途中で辞職した事件について伺います。

地方自治法において、副区長は議会の同意案件であり、私たちの

会派も同意していますが、何でこんなことになったのか?

なぜ、このような中途半端な時期に?

と、議会としても、保坂区長の任命責任を追及する責任があると

考えるに至りました。


勝手に同意を求められ、訳も分からず或る日いなくなってしまう、

それも世田谷区の舵取りを担う人物が、ですから。

 

なぜ今頃か?というと、すでに“公然の事実”として、前副区長の

板垣氏は、他の民間組織で元気で過ごされていることが、多くの

職員も知るところとなってきたからです。

 

議事録によれば、

「任期途中であり、議長及び議員の皆様、そして保坂区長には

大変ご迷惑をおかけしますこと、お詫びします」ということを

述べていますが、問題は本題の「個人的に申しますと」という

部分です。 

  

そこでは、馬事公苑前のけやき広場の整備やコミュニティバス

の路線開設、都市計画のこと、小田急線連続立体交差事業など、

記憶に残る仕事について縷々述べておられます。


そして、これからの世田谷のまちづくりの課題についても、

京王線連立事業や三軒茶屋の再開発、道路基盤の整備、等々、

言及されていました。

 

最後は「後進の方たちが、それをしっかり継承していただいて

取り組んでくれるというふうに確信しておりますし、議会の

皆様の御支援をぜひよろしくお願いしたいと思います…云々」

となっています。

 

この時、前副区長である板垣氏は、新庁舎整備という大事業

を抱えていました。

行政マンとすれば、庁舎整備のことに触れるのが当然のこと、

それなしには仕事を語れないというくらいの大事業だと思い

ますし、もう一つ、保坂区長に関する表現が一切ない、とい

うことにも非常に不自然なものを感じました。


結びの言葉にしても、「議員の皆様のご健勝とご活躍を祈念

いたしまして、私の御礼のご挨拶とさせていただきます。

本当にありがとうございました。」です。

 

ここで確認しますが、冒頭の提携型挨拶の部分を除いて「個人

的に申しますと」以降、板垣前副区長の辞任の挨拶には、本庁

舎整備と保坂区長のことには一言も触れていませんよね?

お答えください。

(答弁➡️その通り)


端的に申し上げて私供の会派では、板垣氏は保坂区長によって

解任されたのではないかと考えています。 

形式的には「退職願」が出されたとしても、退職せざるを得な

い所に追い込まれたのではないかと思っています。

 

昨今の事件では「やらなきゃ意味ないからね」という言葉があ

ります。

これは「自分のいう通りにしないければ、辞めてもらうからね」

という、相手を追い込む、象徴的な言葉です。


そもそも、突然の辞任、もしかしたらそれ以前から兆候があっ

たのかも知れませんが、保坂区長はどうして、板垣氏の辞職を

認めたのでしょうか。

慰留はどれほどされたのでしょうか。なぜ慰留できなかった

のでしょうか?

もし、区長がクビにしたのなら、これは立派なパワハラでは

ないでしょうか。

(答弁➡️ 慰留したが、決意が固かった)

 

もし、政策上の対立でクビになったとすれば、政策形成上の

プロセスは非公開としても、副区長と区長の政策上の対立が

副区長の辞職につながった、と、議会に説明すべきではない

でしょうか。

(答弁➡️ 辞めた理由は一身上の都合。退任後も前副区長には

事あるごとに会って意見交換をしている)

 

数々の不自然さを踏まえると、前副区長の辞任は、個人的

問題をはるかに超えて、保坂区長の管理能力、任命責任、

逸脱した人事権の行使の問題であったと考えます。

保坂区長に説明を求めます。

(答弁➡️ パワハラがあったという推測は全く当たらない。

慰留はしたが、辞めるという意思が固かった)  

                 質問&答弁ここまで

 

私たちの会派は、昨年の6月に、前副区長の辞任の挨拶を

議場で聞いたとき、「え…、保坂区長のことが一言も出て

こない」と気づき、驚きました。

「よほど嫌気がさしてしまったのだろうか…」と。


誤解のないように申し上げておきますが、私たちは前副区長

を責める気持ちは全くありません。状況が察せられるだけに、

正直な方だったのだろうと思っています。

 

いずれにしても、これまでにもいろいろな疑惑(住民意識

調査のねつ造、近しい人間を外郭団体に縁故採用、NTTビル

への執着、新庁舎建て替え基本構想エントリー直前に関係者

に会う…等々)があり、そこに、一番の重鎮である副区長が

任期途中で辞任ですから、異常事態が起こっている…という

のが、区民に知られざる保坂区政の実態と言えるでしょう。


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