1月30日 朝日新聞
「女子中学生の制服、スラックスも選べるよ〜世田谷区と
中野区の全区立中」という記事が出ていました。
実は、私は、今から17年前の平成13年の決算特別委員会で、
「女子はスカートをはかなければならない、というのはおか
しい」という視点を含め、制服についての疑問点を取り上げ
ています。(以下に質問文を一部貼り付けます)
↓ ↓ ↓
【田中優子】
知人のお嬢さんの話なんですけれども、中学校に入学する前
に母親に聞いてきたそうです。
三月で、まだ暖かくなる前のことでしたが、そのお嬢さんの
通っている小学校のクラスではほとんど全員がズボンをはい
ていた。なぜかというと、スカートよりズボンの方が暖かい
し、それから、何といっても活動しやすいからということだ
と思います。
学校以外の周辺を見渡してみたときどうかといったら、お母
さんも、お母さんの周りにいるおばさんたちもみんなズボン
をはいている。都立高校に通っているお姉さんもジーパン姿。
みんな好きな服を選んで着ている。なのに、どうして中学校
だけ決められた標準服があって、スカートをはいていかなけ
ればいけないの、何でなのという素朴な疑問を投げかけられ
たということです。
そう聞かれて、その私の知人もはたと考えてしまって、答え
られなかったと言っていました。どうしてなんでしょうか。
どうして公立の小学校も高校も私服で何を着ていってもいい
のに、中学校だけ標準服という名の― 実質的には制服です。
一人だけ違う服で通えるという状況にはないと思います―
こういったものがあり、中学校だけそういうことになってい
るのかぜひ伺いたいのですが。
どうして公立の中学校にだけ必要なのかという必然性がある
のかどうかも含めて、このお嬢さんが聞いたときのように
小学生にでもわかるように答弁をしていただきたいと思い
ます。
【指導課長答弁】
標準服は制服ではありませんので、品目や仕様を細かく指定
することは避けなければならないというふうに考えますが、
標準服については多様なニーズや弾力的な選択も視野に入れ、
保護者や生徒、地域の方々の声も広く聞きながら、学校とし
て十分に配慮していく姿勢が求められると考えております。
【田中優子】
答弁を小学生が聞いてわかるかなと思いながら、私は、今、
聞いていたんですけれども、やっぱり必然性がなぜあるのか
ということにはつながらないような気がいたします。
(質疑の引用、ここまで)
あれから17年。
この間、上川あや議員や桃野よしふみ議員も、制服に関する
質問をしていて、ようやく、ここにきて、ズボンも選べる、
ということになりました。
選択肢があるのは良いことです。
しかし、「ズボンを選んだ」ということで特別視されない
ような配慮が必要だということも忘れてはならないと思い
ます。
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