「尾崎行雄」と言えば、「憲法の父」「議会政治の父」
という呼称が思い浮かぶと思います。
その尾崎行雄氏の邸宅が世田谷区豪徳寺2丁目にある、
ということ、私はつい最近まで知りませんでした。
最近になって「7月3日から解体される」ということが
わかり、地元の方々の間で保存運動が展開されている
ということも、一昨日、ツイッターで知った次第です。
まずは、現場に行ってみました。
入り口に以下の貼り紙がありました。
建物は趣のある洋館で、取り壊すのはもったいない…と
いう方々のお気持ちはよくわかりました。
次に、区に聞き取り調査をしました。
この保存運動のことを知っているか?
区としては尾崎行雄邸をどのように考えているのか?
区からヒアリングをした結果は、以下となります。
数年前に所有者の方から連絡があり、他の関係自治体とも
連絡を取ったり、尾崎行雄記念財団をご紹介したり、その
他にも保存のための支援を行っている団体をご紹介したり、
と、相談にのってきていたが、残念ながら、区として所有
するには至らなかった。
「貴重な建物なので記録に残したい」ことを所有者の方に
連絡し、明日から、建物や図面など写真撮影をさせていた
だくこととなりました。それは税金でさせていただきます。
…とのこと。
※ 聞き取りをしたのは昨日なので、区が言っている“明日”
というのは、今日(6/30)のことです。
私も、残せるものなら…、と思いました。
しかしながら、「区が購入し、保存する」というからには
それなりの価値判断が必要となります。
残念ですが「区として所有するには至らなかった」という
のが、価値判断の結論ということだと思います…。
力になれず申し訳ありませんが、ツイッターへの(私から
の)回答&ご報告とさせていただきます。
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田中優子Twitter → https://twitter.com/setagaya_tanaka