都知事選投票日の前日にわかったことですが「選挙公報が
届いていない」という事件が・・・
我が家には届いていたので、「ええ〜?!それは大変!!」
と思い、SNSで「選挙公報が届いていない方はお知らせを」
と呼びかけました。
すると、松原、赤堤、桜上水、上北沢、北沢、代沢、代田、
羽根木、上馬、等々力、上町、上用賀、駒沢、経堂、梅丘、
太子堂、池尻、桜、の方から、「届いていません」という
情報がありました。
これ以外にも、居住エリアを明らかにしていない方もいる
ので、他のエリアでも起こっている可能性があります。
同じ町名でも届いているところもあるので、いったいどこ
にどのくらいきちんと配布されたのか、されなかったのか、
大変な疑義が生じています。
早速、会派で「選挙管理委員会事務局」にヒアリングをし
たところ、
選挙期間中に、約100件の問い合わせがあり(←異常事態)、
区は7月7日に業者に会ってヒアリングし、来週、調査報告
を出すように指示した(7/17までに)とのこと。
選挙公報のポスティングは、入札による民間委託ですが、
落札したのは「株式会社エリア広告」。
その会社が窓口となり、「株式会社フリーウインド」、
「エリアマーケット」の2社が加わって3社で業務をした、
ということです。
現時点では「単なるチェックミス」(ポスティング未だ
のところに“済み”とチェックしてしまっていた)と、
業者は区に説明していたということですが、区としては
そのまま信じることはできないといった様子でした。
まずは業者の報告を待つことになりますが、私のところ
だけでも、現時点で、35人以上の方から「届いていない」
との報告が来ています。
選挙公報は、ネットでも見ることができますが(こちら)
ネットが使えない人もいますし、使えても、そのことを
知らない人もいますから、紙媒体での選挙公報は非常に
重要な資料となります。
しかも、今回は新型コロナ禍の中での選挙戦だったので
公開討論会や街頭での演説等々、通常のような選挙活動
ができなかったわけで、ますます「選挙公報」が重要と
なっていました。
いったい、委託業者はどういう仕事をしたのか?
過去にも、一部のエリアで配布されなかったという事件が
ありましたが、ここまで広範囲で100件の問い合わせなど
という事例はありません。
民主主義の根幹となる選挙の、一番大切な資料です。
また、契約不履行にもなりかねない状況というのは深刻
だと思います。
もしかしたら、前代未聞の大事件となるかもしれません。
今後の検証をしっかりするよう区に要請しました。
詳細が分かり次第、報告いたします。
政治家(市区町村)ランキング、全国 第2位 です。
田中優子Twitter → https://twitter.com/setagaya_tanaka