自死は社会的に追いつめられた死。
8月速報値によると、昨年より246人増の
1849人となっている。
そうなんです…。
平成27年〜令和2年の自死数を比較して
グラフを作成してくださっている区民の
方から、8月のデータが届いたのですが、
今年、2月〜6月は、前年度より少なかっ
たのが、7月はほぼ同数となり、
2020年7月の自殺者、前年と並んでしまいました…(一目でわかるデータをアップ)8月は増えてしまっています…。
新型コロナウイルスで、外に出ない生活
が続き、会いたくない人に会わなくてす
むという利点もあったようなのですが、
徐々に経済活動や学校生活が復活し始め
てきたこととも関係しているのかもしれ
ません。
また、10万円の給付金や、持続化給付金、
雇用調整金、等々の手当はあったものの、
それだけでは経済的に成り立たない、と
いう人が出てきている、ということも考
えられます。
このところ著名な芸能人の自死の報道が
続いていることもショックです…。
9月4日のブログに記したように、
9月は「自殺対策強化月間」ですなんとか防ぐ手立てに繋がれば、と思い
ます。
憲法学者:木村草太氏(都立大教授)
基調講演 「憲法から見たいじめ自死」
生存権、差別されない権利、は、自死
の問題と深く関わっている。
憲法14条、憲法25条に関連した講演、
参考になりました。
韓国 呉 恩恵 氏
基調講演 「海外の事情」
韓国も自死が多い国です。
自殺予防基本法ができ、対策機関も設置
され、
①「自死遺族のワンストップサービス」
救急医療センターに運ばれた最初の時か
らワーカーが関わって行政手続き、法律
手続き、精神面等々の遺族支援を、最初
から最後までおこなっている。
経済的支援も(最大30万円)
ということでした。
私は、2006年に「自殺対策基本法」が
制定される際に、法の制定を求める署名
活動をしたり、区議会においては、先進
的に「自殺対策」を取り上げ、区の政策
に、数々、反映させています。
ここ数年、全体的に、自死の数は減少し
ていますが、今年はこれからが心配です。
防止に繋がるよう、心配な人はいないか、
周囲の方々に、何かしらの兆候に気づく
目を持っていただけると幸いです。
政治家(市区町村)ランキング、全国 第4位 です。