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Channel: 世田谷区議会議員・田中優子の活動日誌
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決算委員会より⇒放置自転車対策費用、1台につき約11万円も!!

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皆さん、連休はいかがお過ごしですか?

台風19号が心配ですが…、

関東地方の方は、今日〜明日、どうぞお気をつけください。

 

さて、決算委員会から、皆さまに身近なことをご報告いたします。

それは、「放置自転車」の問題です。

 

(写真は台北市のレンタサイクル。本文とは関係ありません)

   

 

うちの会派の桃野よしふみ議員が取り上げたのですが、

「放置自転車対策費」を撤去した自転車の数で割返すと、なんと、

1台につき約11万円もかかっているのです!!

 

     (撤去した自転車の数) (放置自転車対策費) (1台につき)

平成23年度   2599台  3億 5519万 1813円  13万 6665円

平成24年度   2812台  3億  901万 8536円   10万 9893円  

平成25年度         2777台  2億 9954万8322円  10万 7868円

 

毎年、毎年、膨大な対策費をかけている成果なのか、少しずつは

減ってきていますが…、

しかし、年3億円もの税金をかけるなら、駅近くに土地を買って

駐輪場を作った方がよほど区民のためになりますよね…。

 

そういえば、12年前の、平成12年10月11日、決算委員会で、

大庭正明議員が、まさにそのことを議会で提案していました。

(一部抜粋すると)

   ↓        ↓        ↓

世田谷区はこの何十年、要するに十年以上二十年近く放置自転車

の問題を言って、区長も放置自転車ゼロを言っているのに、なぜ

自転車駐車場の用地を買わないのかということなんですよ。

過去五年間でいっても、平成九年度の経堂南の一億円ですよ。

一億円だけしか用地を買っていないんですよ。

平成9年度で一億円と、それ以降、土地を買っていないんですよね。

土地を買っていくという手段があっていいんじゃないかなと思うん

ですけれども、どうして土地を買わないんですか。 

何で土地を積極的に買って、その周辺に住んでいる、または世田谷

区全体の都市生活者の利便性を図るようにしないのか、ということ

なんですよ。

土地を買わないんですか、どうして買えないんですか、買わないん

ですかということ。

それぐらい投資をかけて買ったっていいじゃないですかということ

なんですよ。

(以上、会議録より一部抜粋)

 

あの時の答弁は、「優先順位と効率性の問題」「区民のマナーの

問題」だとか言って、全くなっていませんでした。

 

でもって、大庭議員は、「緑のための公園用地は買うのに、駐輪場

の土地は買わないというのは区民の困り事をわかっていない!」

と。

 

あの時は「大胆な発想だなー」と思いましたが、あれから12年も

経っていますから、軽〜く30億円以上、税金を使い捨てている…

ということですね。

 

あの時の大庭議員の提案を真摯に受け止めて、発想の転換を図り、

駅近くの土地をどんどん買っていれば、もっと利便性のよい街に

なっていたかもしれません。

 

鉄道事業者に駐輪場を作ってもらうようにしたり、いろいろな手法

で駐輪場を増やしてはいますが…(だから、少しずつ放置自転車は

減っていますが)、まだまだ駐輪場、足りないですからね。

 

自転車はエコで健康にもいい乗り物なのだから、邪魔者扱いされ

ないように、ムダな税金を使わなくても済むようにしたいもので

すね。

 

 

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