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Channel: 世田谷区議会議員・田中優子の活動日誌
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鈴木淑夫氏の講演「安倍政権と日本経済」〜落合貴之さん勉強会

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三連休も終わり。

皆さま、いかがお過ごしでしたでしょうか。

 

昨夜から台風で、今日は関東地方もどうなることか…ですが、

皆さま、どうぞ、お気をつけください。

 

私は、連休初日の10月11日(土)は、衆議院東京6区支部長の

落合貴之さん後援会が主催する勉強会「安倍政権と日本経済」に

行ってまいりました。

 

講演は、経済学博士の鈴木淑夫先生。元日銀理事、元野村総研理事長、

元衆議院議員(東京6区)。

 

アベノミクス3本の矢 ①大胆な金融緩和(実行) ②財政出動(14年に入って息切れ…) ③成長戦略面(これからに期待?)    ↓ しかし、②と③の効果は現れていない。 金融政策は、引っ張ること(インフレ対策)は出来るが、 押すこと(デフレ対策)は出来ない。 金利ゼロまで下げたのに、投資の道がないから誰もお金を借りない。 設備投資は高まらず、住宅投資と公共投資は減少、 円安にもかかわらず輸出は伸びず、貿易収支は赤字。 マネーストックの増加率も減少傾向。 これでは、アベノミクスは誤りだった、としか言いようがない。    ⇩ 所得よりも消費者物価の方が上がってしまい、国民はガックリきている。 『予想インフレ』は浸透せず、国民は将来の経済に自信が持てないまま。 『スタグフレーション』状態(いくら量的金融緩和をしても景気と物価 は上がらず…)に陥っている。   スタグフレーション(stagflation)とは経済現象の一つである。  stagnation(停滞)、inflation(インフレーション)の合成語で、 経済活動の停滞(不況)と物価の持続的な上昇が共存する状態を指す。   今は、アベノミクスの逆噴射状態!! 『成長戦略』も“声かけ”だけ…。 解決策は? ⇩ 庶民にとってはデフレもインフレも生活破壊。 2%インフレを目指す必要はない。これ以上の円安は国民生活の破壊! 株高は格差を破壊する。 既得権益を打破する規制緩和を医療、介護、保育、育児、農業、環境、 エネルギー、都市再生、地域再生などの分野で強化する。 (本物の成長戦略を) 消費税率の10%引き上げは、再来年1月に延期し、 15年中に経済成長を第二の第三の矢で高めること!     …というようなお話でした。   「アベノミクスは失敗する。 なぜなら、安倍政権は「第3の矢」が打てないから」 と、江田憲司衆議院議員がよく言っていましたが、   それは、「既得権益」にメスを入れなければならないから、 とのこと。 ほとんどが自民党の支持基盤によって既得権益が固められ ているため、自民党政権には絶対に改革できない、と。   現にその通りになっているようですね…。   日本経済、今は、投資より貯蓄が上回り、海外に貸し付ける ことができる状況のため、まだしばらくは大丈夫なのかもし れませんが、最近は、貯蓄率が下がっている、とのこと。   このままでいったら、アベノミクスは失敗、 なのに、消費税は10%に引き上げ?!   庶民の生活はますます厳しくなってしまいますね。   政権交代可能な野党の結集を期待したいですが、考え方が ばらばらな人たちが集まっても太刀打ちできないでしょうし、 本当に難しいところですね…。   無所属の地方議員である私個人としては、 江田憲司衆議院議員と衆議院議員を目指している落合貴之さん、 そして「元 結の党」の国会議員の皆さんを応援しています!!    

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