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Channel: 世田谷区議会議員・田中優子の活動日誌
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タイ王室、「敬愛された前国王の長男(新国王)は、影響力を引き継げるか?」

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私にとって、タイは第二の故郷とも言えるところです。

1984年末〜1990年5月、夫の駐在でタイの首都バンコクに5年半、

住んだことがあり、現地の大学(国立タアサート大学)で、学生に

日本語を教え、帰国後は、日本でタイ語の講師をしていました。


そのタイでは昨年、国民に敬愛されていたラマ9世王が逝去され、

国民の多くが未だ深い悲しみの中にあります。


私は年末年始、(夫が仕事をしている)タイのバンコクに行って

来ましたが、国を挙げて喪に服していることが伝わってくる状況

でした。

 

今後のタイはどうなるのか?

以下は、1月10日の朝日新聞で大きく取り上げられていた記事です。

 


タイの憲法には「王室不敬罪」というものがあり、国民は、王族や

王室に関することを批判したり悪く言ったりすると罰せられます。

そのため、なかなか正直な気持ちを表立って述べることができない

状況のようですが、、、、


新たな王が即位したにもかかわらず、未だにバンコクの街の中では

前国王(ラマ9世王)の肖像画があちこちに飾られていて(追悼の

意を表すということがあるのかもしれませんが、それにしても…)

新国王の肖像画はほとんど見かけないということが、国民の気持ち

を表しているような気がしました。


実際、「王室不敬罪」の取り締まりが強化された、ということも

聞いています。


これ以上言うと、私は要注意人物となる可能性があるので(?!)

あとは皆さんのご想像にお任せしますが、、、、

(まあ、外国語であれば何を言っても処罰の対象にはならない、

と聞いたことがあるので、大丈夫だと思いますが)


前国王のご遺体が安置されている王宮には、未だに連日3万、4万

という人々が長蛇の列を作って、弔問に訪れているそうです。

私の友人も王宮に弔問に行ったそうですが、9時間並んだ人も

いる、とのこと。


さらにすごいのが、その長蛇の列で待っている人たちに、飲み物

や食べ物を配っている人がいる、ということです。

すべてボランティアだそうです。


少しでも早く、タイの人々の心が癒え、政情が安定することを

願っています。 

 

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